東京紀伊國屋で買って、帰りに読みはじめた
『赤と白とロイヤルブルー』 ケイシー・マクイストン
映画化されてアマゾンプライムで見たというお友達がいたので、買ってみました。
日本風?に言えばボーイズ・ラブ、LGBTQのお話なのだけど、この二人が何とアメリカ大統領の息子とイギリスのプリンスって事で、大変!
普通の男の子ではない二人はそれぞれの人生のジレンマとトラウマがあり、さらにゲイやバイセクシュアルという問題は個人の問題だけに留まらないという立場。
アメリカの大統領選挙やイギリスの王室問題も絡んで、ハラハラしてしまうのでした。
しかし、こんなに純粋に人を好きって思えるのはすごいな〜なんておばさんは思いましたよ。
今の世の中、男女の恋愛よりも同性での恋愛は色々な障がいを乗り越えていかなければならない分、一途になる、または一途な恋を描きやすいのかな〜なんて感じる今日この頃です。
もはや異色でもなくなってきている。
これを読んだ後に、アマゾンプライムで映画も見ました。
小説と映画では細かい設定や登場人物が違ってたり、アメリカの大統領選とイギリス皇室内部の事情などが簡略化されていたりしていました。
映画にまとめるにはしょうがないかなと思いますが、小説の方が丁寧に描かれていて、問題意識もはっきりとしていました。
とは言え、映像で見るという楽しみもあるから、映画も良かったです。
パーティーを抜け出した庭の映像がとても美しく、ファンタジーの中の森のようだったのが印象的でした。
もしも映画見たり、関心を持った方は本を読んで欲しいなと思います。
題名の赤と白とロイヤルブルーってイギリスのユニオンジャックとアメリカの国旗の色だったのか!と読み終わってから気がついた私って。。。遅すぎる。。。