フィギュアの国別選手権が終わりました❗️
1位 ロシア
2位 アメリカ
3位 日本
という結果でした。
意外なことにロシアが1位になったのは初めてです。
これまでロシアは男子が弱い年があったりとバランスが悪いチームだったのですが、今年はアイスダンス、ペア、女子シングルは世界選手権の優勝者が出場していたし、男子もコリヤダ君が強くなったし、非常にバランスの良いチームでした。
何より、女子のトクタミシェワちゃんが久しぶりに出場して、キャプテンとして活躍してたのが嬉しかった!
ロシアの女子は若年で活躍するけれど、どんどんと選手が交代してしまう現在。
そんな中で、トクタミシェワちゃんは浮き沈みはあったけれど、長年活躍して、20代になってからトリプルアクセルを跳んで復活してきました。凄い才能と努力と精神力だと思います。
来年のオリンピックに出られるといいなと思います。
アメリカもアイスダンス、ペアが上位で、男子はネイサン(チェン)がショート、フリーとも1位、ジェイソン(ブラウン)も女子2人も確実な順位を確保して、2位でした。
アメリカはジェイソンを中心に応援がいつも楽しいのだけれど、今年はアイスダンスの男子であるベイカーさんも大活躍してたようで、現地で見たかったな〜〜。
ベイカーさんのアイスダンスも私は大好きなんです。
こうやって見ると、ロシアもアメリカも、シングル男女、アイスダンス、ペアの4種目のバランスが取れているのが特徴です。
日本はどうしてもシングルに頼りがちでした。
ところが、今日本のフィギュアに画期的なことが起こっています。
それはペアの三浦・木原組がショート、フリーともに3位になるほどに実力が上がったことです。
今まで日本はシングルは強くなってきてるけれど、ペアとアイスダンスが弱かった。
そのために、オリンピックの団体戦も5位くらいから上にはならなかったのです。
特にペアはオリンピック出場枠を取ることさえ危ういくらいだったのに、三浦・木原組は本当にこの1年ですごく進歩していて、すごくすごく感動しました。
この事は世界選手権の時にも書きましたが、日本のフィギュア界にとって、本当に凄い事なんです。
次のオリンピックでは団体戦のメダルも狙えるかもしれないなと思いました。
私は男子のフランスのケビン・エイモズ選手、アメリカのジェイソン・ブラウン選手のようなスケーティングが素晴らしくて特徴がある選手が好きなので、今回はとっても楽しみました。
ロシアのコリヤダ選手も復帰したらとても素敵な滑りになっていて良かった。
もちろん、ネイサン・チェンのフリーの最後のコレオステップで爆発させる表現が素晴らしかった!
海外選手ばかりで申し訳ないですが、もちろん日本の羽生選手、昌磨君もがんばりました。
ジャンプだけでなくて、スケーティングや表現の特徴を見るのがフィギュアの醍醐味なので、今回の国別選手権はその点でも楽しかったなと思います。
明日はエキジビションがあって、全部終了ということになります。
今回は選手の皆さんは観光したりできないけれど、こんな時に日本に来てくれてありがとう!
皆さん、ご無事で帰国してくださいね!