直木賞受賞した万城目学さんの『八月の御所グラウンド』
直木賞が決まってすぐに東京に行ったので、新宿紀伊國屋本店で買おうと勇んで行ったら、なんと売り切れてた!
だめじゃん!と思ったけど、他の本をたくさん買ってしまった。。。
それで、山口に帰って来てからアマゾンさんで買いましたとさ。
まだいただいたスタバカードがあったので、また午前中にスタバ読書しました。
9時前に行くと山口のスタバは空き空きで快適です。
ここで本を読むと集中できることが前回分かったので、今日もこの本を読みました。
この本には、『十二月の都大路上下ル』と『八月の御所グランド』の二つの小説が入っていました。
両方とも万城目さんらしい、ちょっと不思議なことが起こるお話。
『十二月の都大路上下ル』の方は女子駅伝のお話で、駅伝の時に起こった刹那の不思議と現実の間が程よくて、高校生のランナーの明るさも良くて、いい話だなと。
そしたら、次の『八月の御所グランド』でさらにガツンと来ました。
『八月の御所グランド』の舞台は京都御所の広い敷地の中にあるグラウンドなのですが、数年前に京都御所とその周辺を歩いたので、なんとなく想像が着く場所でした。
そこでの野球の試合自体がなんとも京都らしいシチュエーションなんだけど、さらにそこに加えられる不思議がなんとも切なく、それでいてしみじみとしていて、ある意味楽しくもあり。
最後に涙が少し出まして、スタバで斜め向かい側に座っていたお姉さんに見られたような。。。(笑)
万城目さんの本は『鴨川ホルモー』から京都や関西の奇想天外で面白いお話が多いのだけれど、この本は今まで読んだ万城目さんの本の中で一番しみじみとした小説でした。
さすが直木賞を取った本だな〜。
今回もスタバ滞在時間は約3時間。
時々休みながら読んだら、このくらいのページ数の小説は3時間くらいで読む感じのようです。
スタバカードはほとんど使い切っちゃったけど、また落ち着いて本を読みたい時はスタバ読書いいかもと思ったのでした。
ちなみに、山口のスタバは昼近くでも混んでないので、PCで作業してる方、勉強してる方などが結構多い様子でした。