ミケマル的 本の虫な日々

『国のない男』と『モリー先生との火曜日』


本の整理で再読した本2冊

カート・ヴィネガットの『国のない男』
ミッチ・アルボムの『モリー先生との火曜日』

カートさんの本は2007年、モリー先生は1998年に出版されたものです。





両方とも、アメリカでベストセラーになった本として、当時読まれた本だったと記憶しています。

そして、カート・ヴィネガットもモリー先生もその生涯の最後に残した本でもあります。
モリー先生の方は、大学で教えを受けたコラムニストのミッチ・アルボムが書いた本ですが。

どちらも、買って読んだ時に、良かったと思ったのを思い出しました。
内容はうる覚えだったので、もう一度読んでみたのですが、
 どちらも、前に読んだ時よりもグッときました。
これは多分年齢や状況によるものだな〜〜。


カート・ヴィネガットは現代アメリカ文学を代表する作家だけれど、恥ずかしながら私は読んだことがありませんでした。

 でも、この本は面白かった❗️

題名の『国のない男』という邦訳は"a man without a country"を表しているのだろうか?と思いますが、彼の批判的精神が徹底されていて、すごい精神力を感じました。

 彼の考えは結構過激ですが、自然に関して、地球に関して、人間に関して、そしてアメリカに関して、同意するとことも多かった。
 当時のブッシュ政権への批判も強く出ていたけれど、今のトランプ政権見たら、カートさん怒髪天を突いたんだろうなと思うと、なんかちょっと面白味さえ感じてしまいました。

 この本の中の文章から

「これが幸せでなきゃ、一体何が幸せだとういうだ!」
自分が幸せなのにわかってない連中が多すぎる  by ヴィネガットのおじさん 
 日常の何気ない幸せを感じないで不満をいう人が多い、ただ幸せに気づいてないだけ。

偉大な文学作品は全て
『モルビィ・ディック』『ハックルベリ・フィン』『武器よさらば』『緋文字』『赤い武勲章』『イリアス』『オデッセイア』『罪と罰』『聖書』『軽騎兵旅団の突撃の詩』
ーーーー人間であることがいかに愚かなことであるかについて書いてある
(誰かにそう言ってもらえると、心からほっとするはずだ)

これに挙げられている本はほとんど読んでないけれど、まあ本の多くはそうかもねと思ったのでした。

そして、幸せについては、幸せってなんだ?
幸せになりたいっていう幸せって?という、問い。

 日常の中の幸せに気づくか気づかないか、なんだな。
幸せであるかないかは、気持ちの中にあるわけだから。

そして、モリー先生も、幸せとは?人生とは?老いと死とは?家族とは?、そして愛とは?などなど、色々な事について、語っています。

 そして、ALS(筋萎縮性側索硬化症)で徐々に衰えながらも、自分を失わず、信念を持って生きるモリー先生とモリー先生との会話(授業)で自分の生き方を思い返すミッチ・アルボムさんの思いとが書かれていました。

 どちらの本も人生の集大成で自分を語るという本で、15年、20年前に読んだ時よりも、ずっとリアルに内容を感じることができるという歳になったのだな〜〜。今また再読して良かったなと思います。

モリー先生は感動したけれど、私はカートさんの方がより面白かったです。

批判的精神ってところが私にあっているのかもしれませんね😉

 
 今日は仕事が無い日だったので、のんびりして日常の小さな幸せを感じつつオタク活動してました。
新しい事もしたかな〜?
そうだ、クックちゃん(ホットクック)でラタトゥーユを初めて作りました。

 クックちゃんに材料入れて40分くらいでできました。
コンソメを使わず塩だけということ以外はクックちゃんレシピの通り
ちょっとトマト味が強かったので、少量の生クリームを入れたらマイルドになって美味しかったです。

      












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