岩澤の梵鐘・銅像

梵鐘・銅像造りや京都の話題を綴っていきます。

鏧子(けいす)鋳造火入れ

2020-05-22 14:56:57 | 梵鐘
鏧子(けいす)、喚鐘の鋳造火入れを行いました。鏧子は、おりんの大きなもので、お寺様のお堂で読経をされる時に使われます。
今回は、口径2尺5寸、高さ2尺2寸と、鏧子の中でも大型です。(二枚目の写真はイメージです)
新型コロナ感染症が蔓延する中、このような祈りを込めて使われる佛具を製作させて頂くことを、ありがたく思います。
 
新緑の季節となり、吹く風も心地よく感じられる頃となりました。
祈りの力によって、皆様の不安、恐れが少しでもなくなり、安らかに過ごせる世の中になりますように。




梵鐘鋳造火入れ

2020-04-10 14:46:13 | 梵鐘

本日、梵鐘(平等院型 口径2尺3寸 重量約375㎏)と祭鐘2口、喚鐘6口の鋳造火入れを無事に行いました。
一日でも早く、コロナウィルスが収束し、世界中の皆様が穏やかに過ごせるよう、心より祈念申し上げます。
また、全国の皆様が外出されて鐘の音を聴くことができる日を願っております。

 
外出を自粛されている方が多くいらっしゃると思いますが、当社ホームページのYoutube動画にて、鐘の音を聴く事ができますので、ぜひお聴き下さい。https://www.youtube.com/channel/UCqqOaJh0Q54-0SUEjYgx62A
 

写真は、梵鐘の火入れの様子と、少し前に撮った工場近くの桜です。ご笑覧下さい。




梵鐘 鋳造 火入れ

2020-03-06 15:56:14 | 梵鐘
本日は、口径3尺3寸 重量350貫(約1.3トン) 妙心寺型の梵鐘、喚鐘合わせて5口の鐘を鋳造しました。
 
梵鐘の音には、苦しみや迷いを断ち切る力があると言われています。
全国各地、世界中の多くの方がコロナウィルスで苦しまれている現在、鐘の音で少しでも苦しみが和らぎますよう、祈念します。



令和2年 初釜 梵鐘鋳造火入れ First bells casting called " Hatsugama" in this new year 2020

2020-01-29 15:53:41 | 梵鐘

(English below)

本日、今年初めての梵鐘鋳造火入れをいたしました。

高知県のお寺様にお納めする口径2尺6寸(78cm)、重量150貫基準(約560kg)の梵鐘と愛媛県のお祭りに使われる鐘です。

よく梵鐘の材質は鉄と思われることが多いのですが、銅(約85%)と錫(約15%)の2種類の合金でできています。鐘の形状、厚み、銅と錫の割合など様々な条件により鐘の音が決まります。
鐘の音は、お釈迦様の説法のお声とされていて、程よい唸りと長い余韻のバランスが取れた音が良い響きと言われています。

Today we have cast the first bells in this new year .

We are delivering the bell(the diameter 78cm,about 560 kilogram) for the temple in Koichi prefecture.
We have also cast the two bell used for a shrine festival in Ehime prefecture.

It is believed that the material of the temple is iron,but actually it's made of an alloy of 2 kinds, copper (about 85 %) and  tin (about 15 %). The tone of the bell is decided by the condition that the shape of the bell, the thickness and the percentage of the copper and the tin and so on.
The sound of the bell is said to be the voice of Buddha preaching a sermon, It is said the good sound is the well-balanced tone of the moderate roar and the long reverberation.




あけましておめでとうございます。

2020-01-07 14:49:01 | 梵鐘
あけましておめでとうございます。

本年も鐘造り、銅像造りに皆一同、力を合わせて精進致します。

初日は、皆で初詣の後、創業者である初代 岩澤徹誠、物故者慰霊の会社墓へお参りしました。
本年も皆様にとって、素晴らしい一年であるよう、祈念申し上げます。
                                   
                                                                           合掌