ここ数日で急に日中は夏場の暑さになり、朝夕の寒暖差のある気候となりました。
今回の出張では群馬は高崎に、梵鐘をお納めしてまいりました。高崎は、だるまで有名な群馬県有数の都市ですが、古くからオーケストラの先駆けとして群馬交響楽団が置かれ、「『音楽』のある街」としても知られています。(群響は日本でNHK交響楽団に次ぐ、歴史ある楽団でプロジェクトXにも取り上げられたそうです)
その高崎市内のお寺様に口径3尺5寸(約105センチ)高さ2メートル、重量450貫(約1680キロ)の梵鐘をお納めしてまいりました。
古来から「鐘は3尺」という言葉があるように標準的な鐘の大きさは、口径2尺5寸(約75センチ)から3尺(約90センチ)です。その中で、口径3尺5寸は大鐘と呼ぶにふさわしい寸法です。
当社での検音の結果、100ヘルツという腹に沁みいる低音で余韻も長く鳴り響く、大鐘に仕上がりました。
今年の除夜には、高崎のオーケストラに一つの新たな鐘の音が加わり、お寺でのお祈りの下、妙音を奏でてくれることでしょう。