全国的に夏日が続きます。京都でも日中35度を越える日が出て参りました。夕方の風が心地良く感じられる季節です。
おかげさまで、当社は今月の3日で、創立69周年をお迎えすることができました。会社組織として創立以来、約5000口の梵鐘、数々の銅像・銅器をお納めさせて頂きました。これもひとえに、全国・海外のご寺院様、檀信徒・関係者の皆様、先代より工場を支え続けてくださった従業員の皆さん、関係者、有縁無縁の方々のおかげさまです。
創立記念日当日は、社内で創立者 岩澤 宗徹(初代 岩澤 徹誠)の眠る、京都市 嵯峨釈迦堂 清涼寺様へお参りに行って参りました。「現代の琵琶法師」としても有名な、当寺の金森昭憲上人のお勤めとご法話を頂戴させて頂きました。
その中で、次のお言葉を頂戴致しました。
「咲いた花見て喜ぶならば、咲かせた根元の恩を知れ」
良いこと、成果があると、ついつい目の前の結果だけに目がいきますが、その成果、自分の姿の前には先人の智恵・努力、諸先輩方からのご指導、ご先祖様の足跡、父母のおかげさまがあってのことなんですね。身に沁みて、心がけようと感じました。
来週は山陰から梵鐘の火入れ式にお寺様がお越しで、暑い中ですが工場は大忙しです。来年70周年に向け、一日一日を大切に精進致します。
*写真は、先日、広島に行った折、拝見した当社昭和25年製の梵鐘です。鋳物師としての号、 初代 岩澤 徹誠の名が鋳込まれています。