そう言えば…12月1日は映画の日。ちょうどその辺の画像の整理をしていたので
お題にトライしてみました。
最近じっくり映画を観る時間に恵まれていませんが
古い話でもいいのかな
友人が推したのはこの映画↓
でも残念、私は正直この映画、年齢的に早すぎたのかな?
勉強不足で、共感できたのは、つい最近になってのこと。
そもそも佐渡ヶ島には映画館がないし、トト少年の、アルフレード
映画への愛と言うか、慕情というか思い入れが判りにくかった。
良い映画を観るにはその余白も向こう側も読み取れる
感受性や想像力が必要なのかなと、今なら思う。
そこで、どっぷり昭和庶民な私には
映画と言えばやっぱりこの方↓
寅おじさんが大好きなんです。
去年NHKで寅次郎少年のドラマをやっていて「ようやく」
なぜ寅さんがフーテンになったのか、また、フーテンの意味も
わかり、あらためて見直したくなりました。
寅さんは映画の冒頭で、毎回ささやかな夢を見ます。
その夢は具体的なあらわれだけど現実にもどっても
寅さんは毎回懲りもせず旅先で出会った女優さんに憧れます。
そして毎回そのマドンナに寅さんは、のぼせあがって恋をするのだけれど
寅さんのイイところは、どんなにのぼせ上がっても自分の立場を忘れない
つつましく、いじらしい心根の持ち主なのだ。
ただひたすらに、マドンナの幸せを願う。
そう、「ただ」ひたすらに。
タイムリーに映画館で見ることはできなかったけど
このロードムービーをお正月に見ることで、明日を頑張って生きようと勇気を頂いたり
寅さんを取り巻く温かい人たちをみて、家族の事を思いやったり
どっと笑ったり、心が揺さぶられるほど感動したりというのとは違うけど、
「しみじみ」と「ただ」、ただ、しみじみと寄り添ってくれる
私には幾つになってもどこからでも見ていられる、
こころの容器になってくれる映画なのです。
因みに私は第20作「寅次郎頑張れ」が好きです。