今日、2月19日は二十四節気のひとつ「雨水」うすい。
二十四節気は季節の移り変わりを知るための目安で、その年の太陽の動きに合わせ1年を24等分して決めるのだそう。
二十四節気は季節の移り変わりを知るための目安で、その年の太陽の動きに合わせ1年を24等分して決めるのだそう。
そして雨水とは、
雪が雨へと変わって、凍っていた大地がゆるみ、目覚め、草木が芽生える時期。古来は農耕の準備を始める目安とされました。
そう言えば
昔からこの雨水の日にひな人形を飾り始めると「良縁に恵まれる」と言われています。
立春(2月4日頃)を迎えたら飾ってよいと言われていますが、
ちょっと早いと思ったり、つい出しそびれてしまうという人は、雨水に出すのがおすすめです。(あ、3月3日も雨水期間だそうですよ。)
そう言えば
昔からこの雨水の日にひな人形を飾り始めると「良縁に恵まれる」と言われています。
立春(2月4日頃)を迎えたら飾ってよいと言われていますが、
ちょっと早いと思ったり、つい出しそびれてしまうという人は、雨水に出すのがおすすめです。(あ、3月3日も雨水期間だそうですよ。)
…と言うワケで今日は「雛人形」の絵。
2004年1月に描いた一枚です
画材:パステル&色鉛筆/B3サイズKMKケントボード(細目)
◆雛人形の並べ方
この絵を描く時、悩んだのは雛人形の並び方。
並び方って地方に違うらしいよ…と祖母が言っていたのを思い出して調べてみたら、掘り下げると、そのお家の力関係、カカア天下か?亭主関白か?まで分かるそうなので、ちょこっと調べてみました。
並び方って地方に違うらしいよ…と祖母が言っていたのを思い出して調べてみたら、掘り下げると、そのお家の力関係、カカア天下か?亭主関白か?まで分かるそうなので、ちょこっと調べてみました。
※なお、ここでは「向って右側、向って左側」という客観的な視点ではなく、
自分の身に置き換えて考えやすい「右、その左手側」と主観的な視点で説明します。
頭がこんがらがってきたら読み飛ばしてね
◆日本古来の並べ方は、「左上位」
日本古来の並べ方は、左上位の考え方により、この絵のように
向かって右に男びな、左に女びなというものでした。
(人形側から見ると、左上位で左に男びなってことです。)
古来、日本には左上位という考え方「天子南面」という言葉があり、
皇帝などの偉い人は南に向いて座り、北面はそれに臣従することを意味しています。
皇帝などの偉い人は南に向いて座り、北面はそれに臣従することを意味しています。
そして、南に向いたときの日の出の方角(東。つまり左手側)が「上座」で、
日没の方向(西。つまり右手側)が「下座」とされるようになりました。
日没の方向(西。つまり右手側)が「下座」とされるようになりました。
この上座・下座って、新入社員の時に宴会の席順で悩んだ記憶があります。
この左上位の考え方は雛人形にも当てはまり、
この左上位の考え方は雛人形にも当てはまり、
本来は「男雛が左、その右手側に女雛」に飾ることが通説でした。
◆逆の配置になったのは昭和初期。
しかし、
日本が国際化し、大正天皇や昭和天皇が国際マナーにそくして右上位に並んでいるのを見習い、昭和初期に関東の人形業界が、向かって左に男びな、右に女びなを並べるようになったそうです
◆右・左の価値観の変化
ただし、今でも伝統を重んじる京都などでは、日本古来の並べ方をすることが多いそうですが、その後は、右のほうが優れているという意味合いのほうが多くなりました。「右に出るものはいない」「右腕になる」「右にならう」などは右が優れた意味に変化し、
一方左は「左前」「左遷」などは左が劣るという意味に置き換えられて行きました。
現在の雛人形売り場を見てみても、そのほとんどが「男雛が右、その左手側に女雛」日本古来の位置とは逆の配置になっています。
現在の雛人形売り場を見てみても、そのほとんどが「男雛が右、その左手側に女雛」日本古来の位置とは逆の配置になっています。
◆あなたならどっちに並びたい?
それでも、位置に迷った時、自分に置換えて考える人も多いはず。
街を見渡すと「男性が右、その左手側に女性」というカップルが目立ちますが、あなたは左右どちら側に並びたいですか?
男女の位置関係には深層心理が働いているのだそう
ちょっと長い話になるけど掘り下げると
こうした行動は、心理学的にこのように言われています。
こうした行動は、心理学的にこのように言われています。
・パーソナルスペースとの関係
・利き手との関係
利き手で敵を倒し、反対の手で相手(隣の人)を守る!
心理学的に、利き手を自由にすることは相手を支配したいという深層心理の表れです。
◆右利きの場合(左利きはこの逆です)
・利き手との関係
利き手で敵を倒し、反対の手で相手(隣の人)を守る!
心理学的に、利き手を自由にすることは相手を支配したいという深層心理の表れです。
◆右利きの場合(左利きはこの逆です)
好んで相手の右側にくる人(利き手である右手を自由にする人)は、相手を支配しようとする意識が強い
好んで相手の左側にくる人(利き手である右手を不自由にする人)は、相手に依存したがる傾向がある
右利き同士のカップルが多いので、男性が右なら「亭主関白」タイプ、
好んで相手の左側にくる人(利き手である右手を不自由にする人)は、相手に依存したがる傾向がある
右利き同士のカップルが多いので、男性が右なら「亭主関白」タイプ、
女性が右なら「カカア天下」タイプという見方もできるとか!?
ちなみに、男性が右の「亭主関白」タイプでも、その左手側にいる女性の利き手の状態でこう分析するそうです。
ちなみに、男性が右の「亭主関白」タイプでも、その左手側にいる女性の利き手の状態でこう分析するそうです。
◆手をつないでいる状態だと、
女性が利き手(右手)を預けているので相手に依存している
◆腕を組んでいる状態だと、
◆腕を組んでいる状態だと、
相手を捕獲したという支配力が働くので「隠れカカア天下」タイプ
あくまで一般論ですが、面白いですよね。
あくまで一般論ですが、面白いですよね。
私は隠れカカア天下タイプでした。
あ、雨水の話のツモリだったのに、最後はカカア天下の話に脱線してしまった、スミマセン😣
因みに
雨水の次は、冬ごもりしていた生き物が活動し始める「啓蟄(けいちつ)」となります。
そしてオマケ!
このヒソヒソ猫のお雛様は役に立たなかったけど、
このヒソヒソ猫のお雛様は役に立たなかったけど、
お雛様パワーのおかげで良縁があり、
にっこり😄
無事印刷されたのがコレ↓
なんとか締め切りに間に合いました。😅