今日は山猫の話をちょっと。
かなり縦長なので読み飛ばしOKです。 😏
山猫とは、私の夫。彼のハンドルネーム兼、通称名です
彼は2018年の冬、脳幹出血により緊急入院しました。
幸い、発見と処置が早く、手術はせず(手術しにくい場所でもあったため)、
投薬とリハビリ、月に一度の検査入院などをしながら現在に至っています。
病気になる前はプログラマーとして仕事をしていましたが、病気になってからは集中すると血圧が上がったり頭痛やめまいがするというので断念。
週に3日、友人が紹介してくれた介護施設での宿直アルバイトが今の山猫の仕事、収入源です。
もちろん、それだけでは暮らしていけませんから、
私も仕事をいくつか掛け持ちしながら足りない分を補ってきたのですが、
最近になって
「オレ、料理の仕事に興味があって…バイトしてみようかと思うんだけど。」
と言い出しまして、すごく安心…というか、嬉しかった。😌
なぜなら私にはずっと、ずっと気になっていたことがありました。
それはずっと続けてきた仕事ができなくなるって、どんな気持ちだろう?
仕事にするぐらい得意だったことができなくなるって、どんな落胆だろう。
命が助かり、後遺症もほとんどなく普通に日常を送れているとは言え、
毎日が辛いだろうな、不安だろうな、苦しいだろうな、腹が立つだろうな、居たたまれないだろうな…という、聞けない疑問
だから、
金銭的にはどうあれ、彼がまた何か始めたいと思ってくれたことが嬉しい。
うまく表現できないのですが、長く続いた雨が止んで、鉛色の雲の切れ間からほんの少し陽が射した…そんな気持ちです。
とは言え、我が家の現状も、私の暮らしも何も変わらない
それに、あまり前向きになって、体調を壊したりしないか心配ですし、
いろいろ不安もありありですが、とにかくまあ、「嬉しい。」😊
この絵にある犬のような気持ちです
あ、ちょっと違うか、
私はきっと車を洗っている少年のほう…だな。😅
これは2006年9月に描いた絵。
使用画材:パステル&色鉛筆/B3サイズBBケントボード
この頃、使い古された金属感に興味があって、雑誌にあった新車の画像を古臭くして描いてみました。フォトショップでいうところのダメージ加工?みたいな感じで。
あと少し先で、自分の生活が激変するとは知らず、山猫が仕事場に借りていた事務所の一角に机を置いて描いていました。
経費削減のため、その事務所も解約し、現在は主人の実家をリフォームしながら住んでいますが、私の心の中には
自分だけ好きなこと出来ていていいのかな?描いていていいのかな??という一抹の罪悪感のようなものが引っかかっていました。
でも、山猫がまた新しい一歩を、まだ踏み出してないけど、
希望をもってくれていた事を知って
これからは今までより、ちょっと晴れ晴れとした気持ちで、この頃のように
こんな絵も描けるかな?描いてみたいな…なんて希望がわいてきました
がんばれ~山猫。がんばるよ~私。な~んてね、😚