2024年9月末から、地球には2つの月ができます。
とはいえ、それはたった2カ月弱の話。
しかも残念なことに、地球から2つ目の月を目視することはむずかしいそうで
す
このお騒がせミニムーンの正体は
2024年8月7日ATLAS(小惑星地球衝突最終警報システム)が「2024 PT5」と名付けられた小惑星。
この天体の軌道が、ある一定期間、地球の重力に引き寄せられて、ATLASの計算によると、2024年9月29日から11月25日までの期間、小惑星は地球の周りを1周だけし、すぐに飛び去ってしまうとのことです。
それに
2024 PT5は非常に小さく、幅はわずか10メートル。
しかも、天体観測情報サイトのEarthSkyによると、この小惑星は明るさはせいぜい22等。肉眼で見える限界が6等と言いますから、肉眼で見ることは期待できませんし、例えベランダで天体望遠鏡を構えていたとしても見つけることはむずかしいと思われます。
ちょっとがっかりですね。
参考サイト:HUFFPOST -NEWS- 月-天体
詳しくは▼
ところがこの現象は過去にもあったらしいんですって
◆ミニ・ムーンは過去にも存在
アメリカ天文学会のResearch Notesに掲載された論文で、
「月が2つになる、というシナリオは地球にとって珍しいことではありますが、前代未聞ではない。」と述べています。
実は2006年7月にも同じようなことが起きており、その時はミニ・ムーンが約1年間地球の周りを回っていたらしい。
アマチュア天文学者のトニー・ダン氏が、Xに小惑星の進路のシミュレーションを投稿していて、それによると
この2024 PT5、2025年1月9日に再び地球を通過する見込み。
ただ、その時も見つけるのはやっぱり無理っぽいそうですが、
その後は2055年まで地球に近づくことはないようです。
でも、そこを何とか、、、やっぱり 見てみたいですよねぇ~😒
↓こんな顔でウットリと。。。
使用画材:パステル&色鉛筆/B3サイズ製図用ケント紙(1998/9月描画)
そう言えば
◆月はかつて2つあった?
かつて地球には月が2つ存在したが、一方は他方にゆっくりと衝突して消滅し、その結果、現在の月には起伏の激しい側と平坦な側が生まれたという新たな説があるのをご存じですか?
月には、常に地球のほうを向いている“表側”と、地球からは見えない“裏側”がありますが、その両半球の地形や地質に大きな違いがあることは、長らく天文学者の間で謎となっていました。
表側の地形は比較的高度が低くて平坦なのに対し、裏側は高くて山が多く、地殻がはるかに厚い。
新たなコンピューターモデルによると、この違いは、月より小さな“随伴衛星”が、初期のころに月の裏側に衝突したと考えることで説明がつくという。そのような衝突が起こると、非常に硬い岩石物質が月の裏側に飛び散る結果となり、それが現在の月の高地を形成しているというのです。
新たなコンピューターモデルによると、この違いは、月より小さな“随伴衛星”が、初期のころに月の裏側に衝突したと考えることで説明がつくという。そのような衝突が起こると、非常に硬い岩石物質が月の裏側に飛び散る結果となり、それが現在の月の高地を形成しているというのです。
◆参考サイト
ナショナル ジオグラフィック日本版
https://natgeo.nikkeibp.co.jp
ナショナル ジオグラフィック日本版
https://natgeo.nikkeibp.co.jp
詳しくは▼
因みに「二つの月」と聞くと思い出すのは、
村上春樹さんの小説で 「1Q84」(新潮社)に登場する、二つの月を見ていた二人の話。
主人公の男と女(天吾と青豆)は月が二つ浮かぶ世界に紛れ込んだ。現実の1984年から1Q84年、疑問を背負った世界へ。
でも「1Q84」は月が二つあってもSF小説ではなく、二人の恋愛小説でした。
ただ、村上春樹さんの「1Q84」の中で、何といっても気になるのが「猫の町」このタイトルの本を読んだ天吾は、文中で1930年代ドイツの短編だと言っていたので探してみましたが残念なことに見つけられませんでした。
ミニ・ムーンみたいですよね。無理と思うと余計に見たくなる~!
もっとも春樹さんのことですから、きっと自ら作った物語に違いないのでしょうけど、、、
もっとも春樹さんのことですから、きっと自ら作った物語に違いないのでしょうけど、、、