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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

夏に枯れいる靭草

今日は、二十四節気の「夏至」、七十二候の「乃東枯」(なつかれくさかるる)にあたります。(^。^)

日に日に暑くなり、少しずつ夏の盛りへと近づくこの頃、草木は緑をますます濃くし、花々は山野に美しい彩りを加える、と言われます。(^-^)

「乃東枯」(なつかれくさかるる)とは聞き慣れない言葉ですが、「なつかれくさ」とは、「乃東枯」=「ウツボグサ」と言われています。(^_^)

そう、七十二候「乃東枯(なつかれくさかるる)」は、このウツボグサが枯れゆく頃という意味なのです。(^。^)

このウツボグサは、冬に芽を出し、5月〜7月頃に紫色の花を咲かせ、夏至のころに花穂(かすい)が黒ずみまるで枯れたように見えるそうです。(^-^)

他の植物が夏の日差しを浴び、青々と繁っていく中ひっそりと枯れていく。
古の人はその様子に注目し、七十二候にその名前を残したのですね。( ; _ ; )/~~~

ちなみに、ウツボグサの名前は、かつて武士が弓矢を入れ背中に背負った道具「靭」(うつぼ)に形が似ていることが由来だと言われています。(^_^)

黒ずみはじめた花穂を採り乾燥させると「夏枯草」(かごそう)と呼ばれる生薬になり、煎じて飲むと利尿薬、煎液には口内炎や扁桃炎などに効果があり、うがい薬にもなるそうです。( ^_^)/~~~

「幸せの隅に枯れ入る靭草」 祖谷馬関

(注)靭草は夏の季語。シソ科の多年草。六月頃茎の先に花をつける。円筒形の花の形が矢を入れる靭に似ているのでこの名がついた。花の終わりは枯れて褐色に変じるので、夏枯草とも呼ばれる。
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