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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

雪解風と高熱隧道

「雪解風」(ゆきげかぜ)という言葉を識りました。(^。^)

調べてみると、「雪解け時期に吹く風のこと」と至極当たり前の解説がありました。(^-^)

雪解、、、「ゆきどけ」は「ゆきげ」とも読まれ、初春(2月)の季語として使われます。(^_^)

春を呼ぶ「雪解」なら良いのですが、先週の大寒波から一転して今日のように気温が上昇すると、危険なのが「雪崩」(なだれ)、、、こちらも、春の季語で、春に山の斜面などに積もった雪が滑り落ちることを指します。m(__)m

雪崩は、雪積の始めや、積雪が緩んだとき、雨が降った後などに多いとされ、今日の様な天気は、非常に危険な状況なのです。(°▽°)

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

過去にも、雪崩による人命に関わる事故は数多くありました。m(__)m

中でも、馬関自身が見たものではないですが、吉村昭さんの小説「高熱隧道」に出てくる、黒部ダム建設工事現場で発生した大規模な雪崩は、「泡雪崩」(ほうなだれ)と呼ばれる、恐ろしい破壊力を持った雪崩でした。( ; _ ; )/~~~

泡雪崩(ほうなだれ)は、通常の雪崩のような雪塊の落下とは違い、雪崩を構成する雪煙が最大で200km/h以上の速度で流下するため、その衝撃力は巨大で大きな被害をもたらす。泡雪崩が発生すると、あまり雪が堆積しないにも関わらず、衝撃によって周囲のものがことごとく破壊されるか吹き飛ばされるという状況が発生し、「爆風が発生する」といわれます。(_ _).。o○

小説「高熱隧道」での泡雪崩は、1938年12月27日に富山県下新川郡宇奈月町志合谷(現在の黒部市)で発生。
黒部川第三発電所建設に伴うトンネル工事の作業員が宿泊していた鉄筋コンクリート一部木造の宿舎で、木造であった3階および4階部分が川の対岸600mまで吹き飛び84人の死者を出しました。(T . T)

「彼の人の面影辿り二月尽」 祖谷馬関

(注)二月尽は初春の季語。二月の終わること。しだいに日が長くなり、寒さが緩んでくるころ。
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