こんばんは、安井ふみです。
コンサートに一回も行ったことのない自称ファンがユーミンの歌を語るという恐ろしいシリーズの私の『ユーミン万歳!』。
『50周年記念ベストアルバム』には収録されていませんが、今の時期にぴったりで、しかも私自身とても気になるこの歌をピックアップしてみました。
その歌は『3-Dのクリスマスカード』。
歌の中では3-Dは『立体』と読んでいます。
とても地味なタイトルですが、かと言って派手な内容でもないのですがそこがこの歌のネックです。
まず先にこの『クリスマスカード』を説明すると、今流行りの飛び出す絵本のように広げると街が出来上がるようなあんな立体物でもなく、また見る角度を変えてみると絵柄が変わるホログラムカードでもありません。もちろんメロディ付きでもありません。
ただ確かにイラストが描かれたクリスマスカードではありますが、雪景色以外に何が描かれているか正直わかりません。
この歌は、クリスマスを自分の故郷(こきょう)が雪国だったらどんなにいいかを歌の主人公がどんどん想像していく歌です。
その憧れ・希望を『もしも』と歌い出しています。
想像の家の造りは煉瓦造りでしかもそれは丘の上に建ち、煙突は赤いと目立つとまで指定しています!
私が松坂桃李の『ハウス北海道クリームシチュー』の雪国の生活を憧れるのとかなり似通った歌詞の雰囲気です。
さらに二番の始まりも『もしも』からです。
それは両親が住んでいる、その雪国の家(忘れないで下さい、煉瓦造りですよ。茅葺き屋根の家ではないです)に彼氏と共に来て、用意してあったプレゼントを開けるのです。
もうその前のテーブルにつく時はすでに笑顔です。
なんとこれら全てが彼氏さんからもらったクリスマスカードから膨らんだイメージなようです。
彼氏からどんだけ不思議な絵柄のクリスマスカードをもらったんですか?って感じです。
…私も下さい、そんな素敵なカード。
妄想好きの私ですら、クリスマスの晩餐は『両親』と一緒に過ごす展開はないですね、主人公の性別問わずに。
『二人だけでいいんじゃないですかね、もしもの世界なら』と。
そうじゃないのがそこがユーミンの発想ですかね。それかユーミンは切実な願いを表したとか。
それこそ大人の『ファミリークリスマス』ですね。
他に、歌詞には途中と最後に雪景色の中、汽車が急いでやってくる描写がありますが、それで彼氏さんのクリスマスの当日の訪問を今現在とても心待ちにしていることを表しているのように思います。
と言うことで今日はクリスマス間近でクリスマスらしくということで、ユーミンの歌のクリスマス世界の解説でした。
クリスマスの世界にどっぷりハマりたい人にはぴったりの歌です。
暖炉とかの言葉は出てきませんが暖かい気持ちになりますよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
今はほんとに綺麗なクリスマスカードが増えたので、自分用、ツリーやオブジェ代わりに飾っている方の多いのではないでしょうか?