エトセトラでも動物出ます。
ちょっとエピソードがあったので、ピックアップしました。
昔の動物園は、鉄格子にセメントの床や壁でしたが、今は、檻もありますが、それと一緒に外気にさらされないようガラス(?)の壁があり、中の様子は森の中を切り取ったように環境です。
(ガラスのおかげで撮影者自身も写り込むこともままあります。)
今回紹介する動物は、『ゾウガメ』です。
来る途中は何もいなかったのですが、帰り道、裏から出て来てはりました。
それも全速力で奥のほうから走ってきて。
多分『二足歩行の甲羅無し』ならとんでもない速さだった事でしょう。
ゾウカメ、すごい楽しそうに見えたのですが、気のせいですかね。50代独身男の妄想でしょうか。
この舎で同居している、大きさ的に瓜坊くらいの生き物、『マーラ』(名前を言うとさらにわかりにくいですが、『原始うさぎ』のようなヤツです。写真も後姿になってしまいました…。)が、何を思ったのかそのゾウガメに寄って来て、匂いを嗅いだと思ったらそのまま離れていきました。
ゾウガメのほうは、匂いを嗅がれても身動きもせずで、お互い何と思っているのか気になりました。マーラはいつも出会うたび、ゾウガメの匂いを嗅いでいるのでしょうか。
この舎を見に来た若いお母さんと、三歳くらいのお兄ちゃんと、ベビーカーに乗った一才くらいの弟がいました。
一匹しかいないゾウガメを見て(そばにマーラはいます)、
「なんで一個なん??」と年齢的に使える言葉を駆使してお母さんに話しかけます。母、返事せずで、また「なんで一個なん??」
ずっと奥にゾウガメはもう一匹いたんですが、この子には見えなかったようです。
お母さん、答えずというか、弟の様子を気にしています。
この子の言葉が、いつかしら私の胸にいつのまに突き刺さっていました。
「なんで、一人なん!」「なんで一人で来てるん?」てな感じで...。
もしそう聞いていたなら、このお母さん、亀の事はわからなくても、私のことならすぐに事情がわかって「寂しい人やねん!だから亀見てんねん。」と答えたでしょうか。
そしたら私はその場から一目散で逃げ出し、あの原始うさぎのような人を探しに出掛けることでしょう。そして逃げられるのでしょう。
(ここで『私の匂いをかいでくれる人を探しに』と冗談で書こうとしましたが、大変変態チックなので辞めました。数少ない閲覧者様が気持ち悪がって、二度と来られなくなるのは致命的なので。)
以上。そんなエピソードでした。