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思考内リゾート

『時間は存在しない』と言われても…

去年から書店の『物理』本コーナーに目を通すと、『時間は存在しない』という本のタイトルが必ず目に入るんですが、幾度その光景を目の当たりにしたことでしょう。

青に白文字の背表紙に、黄色い帯とは目を引くしかありませんね。しかもこのタイトル。
 
別にこの本がスピリチュアル系やオカルト系と間違われて置かれたのでなく、何冊も物理の本を出されている歴とした物理学者 “カルロ・ロヴェッリ”という方の本です。
 
『時間は止まる』のなら何となく分かりますが、『時間は存在しない』となるとよく分からないです。
だって途中で無くなった訳でなく、最初からないってことなのだから人間どころか宇宙も存在しないってことになるのではと。
 
以前絶対私、書店でこの本が目に止まる度、手に取り、中身を覗いたであろうことは確かですが、サササと目を通しただけでも何も印象に残っていないのです。
 
内容が私の興味を引くものではなかったのか、『さっぱりわからなかった』のか(こちらの方の理由が大きいような)。
 
そして、いつのまにかタイトルに反応しなくなりました。
 
書店で反応しなくなったものの、思い出してはどういうことか考えてみる、こんな感じで自分の想像できる範囲で楽しむのが私には楽しいです。
 
まぁ、それなら背表紙しか読んでないことになりますね…。
『ウィンドウショッピング』ならぬ『背表紙読書』、読書の秋はこれで決まりです。
お金もかからないし、頭も使うし、場所取らないし、良いことづくしです。
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