沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

ロシア最強の富豪アブラモウィッツがポルトガル国籍を取得    ユダヤ人セファルディの末裔と証明され、ポルトガルの筆頭富豪に

2021-12-27 10:28:44 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)12月27日(月曜日)弐
  通巻7173号 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ロシア最強の富豪アブラモウィッツがポルトガル国籍を取得
   ユダヤ人セファルディの末裔と証明され、ポルトガルの筆頭富豪に
***************************************

 アブラモウィッツはユダヤ系ロシア人。石油ビジネスのM&Aとロシアでは珍しかった禿鷹ファンドを牽引し、瞬く間に無一文の孤児が頭角を現した。
ユコスのCEOだったホドルコフスキーのようにプーチンとは対決をせず、チェルク自治区の知事を務めたりして、クレムリンとの距離を巧妙に保った。

 アブラモウィッツの個人資産は2019年に125億ドルでフォーブスの世界富豪ランキング107位。直近の資料では資産144億ドルで、世界ランクは142位。英国のサッカーチーム「チェルシー」を買収し、世界的にも有名となった。

 ロシアにおいてユダヤ人差別はいまも顕在化しているが、ユダヤ人がいなくなるとロシア経済は持たないというディレンマがある。
 アブラモウィッツは2017年にスイスの長期滞在ヴィザを取得した。18年には英国が彼のヴィザ延長を認めなかった。そのため2018年にアブラモウィッツはイスラエル国籍を取得している。

 先祖はポルトガルに流浪したセファルディの末裔とされ、ポルトガル政府は2021年4月に申請されていたアブラモウィッツの国籍を認定した。これはポルトガルにとっては大ニュースで、いきなりポルトガル富豪第一位となったからだ。以前からかれはポルトガルのセファルディ系ユダヤ人団体の名誉会員だった。

 ユダヤ人は二千年の流浪の旅、北アフリカらイベリア半島へ流れたのがセファルディ、東欧諸国へ流れたのがアシュケナージで、イスラエル政治家の主流は後者が殆どである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿