製作過程は今までのウッドガスストーブ作成例と同じなので割愛。
今回は、100均の油濾しを外缶にして内缶はカレー粉が入っていた空き缶を利用。
今まで数個作ってみて分かった点は、
外缶に内缶をはめ込んだ部分は、密閉しなくても良いこと。
(丸く切り取って、ピッタリ隙間が無いようにはめ込む一番苦労する難所だが)
2次空気が吹きこむ穴が沢山開いていれば、わずかな隙間があっても問題ない。
ほとんどの空気は2次空気穴から出て行くので、あまり神経質にならなくても良い。
今回は、初めて木質ペレットを燃料に使ってみたがとても良い。試験燃焼は内缶の容量の1/3程度入れ、その上に灯油を染み込ませた細木を数個載せて着火した。ペレットは火が付きにくいといわれているようだが、一発着火した。
煙は最初からほどんど出ない!無煙状態なのが凄い。
写真はペレットが燃焼している状態。2次燃焼のフレアが綺麗に分かる。
シーチキンの缶詰め空き缶を筒にした煙突モドキ。
これも2次燃焼フレアが綺麗。
容量の1/3程度の燃料で16分燃焼した。最後は突然火が小さくなり、上から覗いたらペレットが黒炭になっていた。ペレットのガス化がうまくいったという事かも知れないが、こんな小さな炭は使い道があるかなぁ・・・・・。
燃焼力は、自然の小枝や細いスティック薪より抜群に良い。
容量いっぱいに詰め込んだら48分燃焼するかな?ま、少なくとも3~40分は燃焼するとして、簡単な料理用の熱源にはちょうど良いかも。
【留意点】
鍋の位置は、炎がかぶる位置だと煙が発生するし煤が付くので、離す必要がある。炎の先端位置位が良いと思う。
その為、風防は必須。炎の先までスッポリ囲むような高さがあると良いと思う。
途中で燃料を足してみたが、炭の上に新たなペレットを投入したら、間もなく大量の煙が発生してしまい、まるで薫製しているようになった。あわてて石油を染み込ませた細木に点火して投入したら、あっという間に煙が燃焼し始めて無煙状態になった。
燃料追加のタイミングは、最初の燃料の炎が出ている内にするのが良さそうだ。
100均油濾し缶なので、取っ手が付いており持つのに便利だ。
【追加】
1時間位ほったらかしにしてから、片づけに行ったら黒炭が灰になっていた。周囲が明るいのでよく分からなかったが熾き火になっていたようだ。灰の量はわずかだ。
底部の一次空気取り入れ穴が見える。
でも結構高いし、このままでもうまくいったら買う必要もないしと思いなおして、できるだけ手直しで隙間を塞ぎ、とりあえず実験となった。
結局うまくいったので、高価なパテやセメントは不要になった。
めでたし、めでたし!(^O^)/