ペルーより帰国しました(雑感)

2006-04-07 | ペルー
昨日4月6日、予定通りに帰宅しました。
ペルーからの帰路は、リマからアメリカのマイアミ、ダラス経由で乗り継ぎ待ち合わせ時間を含めると、延べ25時間超と長過ぎる旅ですが、飛行機の窓からみたアラスカの雪景色は神秘的で美しかったです。
南米への旅は3回目でしたが、今回は買い出しという目的以外に、スペイン語をもう少し解るようになりたい、ペルーのリマの暮らしを実感すること、ペルーの音楽や楽器店事情の調査、長距離バスで国境越えの旅、ボリビアのラパスのケーナ製作者との再会と交流、などいろいろな体験を通じて、ちょっと少しは理解が深まったかと思います。
たった1ヶ月間ではようやく南米人の生活のリズムに馴染むころに帰国しなければ行けないので、心惜しい気がしてなりませんでした。
日本からペルー往復の日程以外は何も決めずに出かけて着いてから考えようとしたところ、寒かった日本から連日日中30℃のリマのあまりの暑さに思考回路が停止してしまい、はじめの一週間くらいは太平洋の海を眺めながらのんびりしてしまったのは少し反省点ですが、まあそれもありかと思えばそれはそれかと思えます。綿密な計画を立てて短時間で観光しようとする多くの日本人にとって、私の行き当たりばったりの旅はあまりにも無謀で無計画かと思われるでしょうが、その場その場でそれなりに事が進んで行くのが南米旅の面白いところではないかと実感します。
また機会があれば是非長期間滞在してみたいと思います。
今回、日程的な都合で惜しくもエクアドルとチリには行けませんでしたが、その分ペルーのリマを十分に堪能して来ました。
リマの暑い昼下がりには、レモンの酸味とスパイスが利いたセビッチェを食べながら飲むクスケーニャ黒ビールの味は格別で忘れられない思い出になりました。
それから、リマのドス・デ・マヨ広場周辺やミラフローレス地区の楽器店街は小さな店舗が多数軒を連ねていて、1週間くらい毎日楽器店巡りを通じて自分なりに納得のいく店を見つけることができました。ケーナはもちろん、ギター、マンドリンの安くて良い楽器から、高級クラシックギターまでいろいろ見て回りました。特にペルーの音楽には欠かせないギターはその需要の多さからか、手頃で安く良い楽器が購入可能のようです。しかも日本で買ったら軽く50万円を超えるであろうと思われるような名器が1桁違いの安さで購入できるので、良いクラシックギターを求める目的でペルーへ渡航するのもおすすめかもしれません。今回、自分用にと安くて良い作りのギターとレキントギターを厳選して購入してきました。
ペルーでは4月9日に大統領選挙を控えており、町中の掲示板や田舎の家の壁に多くの立候補者の選挙広告が見られました。
なにしろ立候補者数が多い(何十人も!)のだそうです。それから、選挙に行かないと罰金を払う義務があること、選挙の前日にはカジノやお酒は禁止(選挙に支障を来すので)だそうです。
果たして誰が大統領に選ばれるのか、ペルー人ならずとも私にとっても目下最大の関心事です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お帰りなさい! (110)
2006-04-07 18:20:10
どこかでお会いしたら、是非話しを聞かせてくださいね。リマの楽器屋さんのことなど、そんなに良いギターだったら、私も欲しいかも。

そしてペルー大統領選、どうなるのかとても気になりますね。
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楽器店 (JP)
2006-04-11 09:45:47
リマのセントロに近い、5月2日広場から延びる放射状の路地に沢山(100はありそう)の小さな店舗が軒を連ねていて、その一軒一軒を片っ端から見て歩きました。どの店からも「Que te buscando?」の猛攻撃に疲れたらインカコーラを1杯!しながら、あっという間に時間が過ぎて行きました。また、そこにはCHIFA(中華料理)のとても美味しい店があり、しかも値段が安いので何度も通ってしまいました。

ただセントロ方面には観光客狙いのグループがいることも事実なので、まず1回目は所持金はタクシー代と飲食代くらいにして手ぶらで見に行きましょう。そして気に入った物があったらその場で買わずに翌日の午前中などに受け取りに行くのが安全のようです。
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