「今どきの子どもは…」“あいさつができない”“体力がない”“あきらめが早い”などなど、「昔」と比べて、そんな風に思っている大人は多いのではないか?
確かに事実ではあると思う。しかし、果たしてそれは子どもの側だけに問題があるのだろうか?
いつの時代も大人は子どもや若者に対して「イマドキの・・・」と言ってきた。
しかし「子どもは大人の鏡」と言われるように、根本的な問題は大人にあるようにも思う。
「今どきの…」という前に、自分自身を振り返る必要があると思う。
自分を棚に上げて、他人に責任を押し付けていないか。
果たして自分はカッコいい大人だろうか…。
子どもと関わる仕事をしていると、その先にある親や家庭とも、直接、間接問わずに関わることが必然となる。
そこで特に気になること。
それは、「子どものため…」と言い、何事も先回りして、無難に物事をこなせるようにしてしまう親。
失敗しないようにと、手出し・口出しが多過ぎる親。
全てが悪いとは言わない。でも…過保護・過干渉ではなかろうか。
子どもは、大人が思っているよりも強くてたくましい。そして素直で健気。誰かと比べ、相対的に見るのではなく、その子、個人を見れば、一人ひとりが絶対的であり、素晴らしいと思えるのです。
大人は子どもの人生に責任は持てません。人生は自分しか責任が持てないのです。
だから大人は、子どもが自分の人生に責任を持てるよう、「子どもの成長」に責任を持たなければいけないと思います。
褒めることはもちろんですが、叱ることも必要。
おだてることもあればピシッと諭すことも。
成功体験は必ずや次への励みになる。
だけど、失敗や悔しい思い、ちょっとした挫折も必要だと思います。
JASAファームでは、ポニーとそれを取り巻くあらゆる環境(人・物・作業等)を道具立てとし、様々な体験活動を行います。
子ども達一人ひとりに合わせたスピードとタイミングでの適切な言葉掛け。
「ならぬものはならぬ」と言う他者(動物含む)との関係性(ルール)の中での学び。
それらのプロセスを大切にすることで、結果は出ると思います。
JASAファームでの日々の出来事に加え、なぜポニーを使うのか、ポニーの何が良いのか、etc…を不定期で発信していきます。
ありがとうございました。
あた