大阪府枚方市のやす社会保険労務士事務所の安中です。
今日は、完全に私的な話題(すみません)緑のオーナー制度について書いてみたいです。
緑のオーナー制度とは、
20年以上前に「全国の森林のオーナーになりませんか?資産形成になりますよ」と元本割れのリスクを説明せず
と林野庁が一般庶民を対象として一口あたり50万でお金を集めたものです。
その結末は・・
20~30年後の森林は元本の半分以下で買い取りになっているということで、出資者は損害を被った
というものです。
なぜ私が緑のオーナーの訴訟に参加しているのか?
私の母の死去後のいろいろ整理している中で、母が契約した緑のオーナー制度の書類が出てきました。
一口(50万)でしたが。。
持っていても仕方ないので、権利を相続して買い取りを一度申し出てみるとなんと半額にもならない21万という返答。
うそでしょ、これじゃ詐欺事件じゃない?と単純に疑問に思って相続人として訴訟に参加したわけです。
被害者の集会へ行くと、私みたいな一口じゃなく10口とか多額の契約をされた方が多かったです。
なんでも8万6千人の庶民から500億円巻きあげた前代未聞の話なのです。
ここまで聞いてたら、なんでそんなん買ってん??とも思うでしょう。。。
騙されたんちゃうって思うでしょう?
裁判負けるかもしれないよと弁護士さんにも主人にも言われているのですよ。
でも、でもですよ。
これって今の年金と似ているんです。
何年前かな?年金100年安心とか当時の与党がぶち上げました。年金の窓口では
(早死にしなければ)保険料払い込みの元本が割れることはないと説明していました。
だから年金は払え!法人は強制加入だのと保険料あつめに躍起になっています。
舌も乾かぬうちに社会保険庁の年金流用(グリーンピアなどの箱モノ無駄遣い)
少子高齢化が思いのほか進んだやら年金を増やすための投資が失敗しただとか言い訳しだしています。
もらえますよ・・・と言ってて、制度が破たんするほどに悪化すると自らの責任を投げ出す。
私は、年金もいずれそうならないか危惧するのであります。
今回の訴訟負けたら、もう二度と国は信用しないことにするわ、、年金も支払わないわ!
どうせ500億円 天下りさんたちの退職金に消えたりしたんでしょ
いささか感情的になりましたが、年金は社労士なので支払いたいと思います(しょぼーん)