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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 狂人的音質!象の「いななき」が《エリック・ドルフィー(as)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
  ジャズサックス「エリック・ドルフィー」のレコード紹介です。♪~♪
 
ジャングル奥地、巨獣・獣大集合!
怪鳥の悲鳴・やら馬やら「いななき」が!
「ヒィイ・ビィイ~」ぶっ太い・バスクラの悲鳴!
一句
   “ 悲鳴上げ しむ楽器が ジャズを産む  ”
①『アウトワード・バウンド』(60.4)
《Outward Bound/Eric Dolphy》
エリック・ドルフィー(as,bcl,fl)、フレディー・ハナバード(tp)、
ジャッキー・バイアード(p)、ジョージ・タッカー(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。

エリック・ドルフィーの大ファンです。
ブッカー・アーヴィンと同等なくらい好きだ。
 
ドルフィーは頻繁に評論家のやり玉に上がる。
叉、フリー系オーネット・コールマンとも比較される。
奇人変人・人扱いされ、フリー系orH.バップ? とか・・・。
 
楽器の音質で自己表現、面白い・愉快だから好き。
スクラリネットを初めてジャズ畑に持ち込んだ方。
フルートも吹くから「木管」楽器が好きなのか。
 
どんな楽器でも狂人的吹き方で挑む。
象の「いななき」、怪鳥の悲鳴、良く言われる馬の「ななき」。
まるで、ジャングル奥地の巨獣大集合。そんな音を出す。
  一句
     “ 悲鳴上げ しむ楽器が ジャズを産む  ”

この人はフリージャズではない、「道」ハード・バップ。
フリージャズの辛料を「バッサッ~」とぶっ掛けたジャズ。
アフリカ土着リズムで更に味付けする。
出来たジャズは、誰も真似しない狂人的表現のジャズ。

ところが、この狂人的ジャズマンは早にする。
初リーダ作①(60年)の4年後、64年6月に糖尿病・心臓発作で他界。
僅か5年間で10数枚の作品を残した。

1曲目はドラムソロの「リムショット」で劇的に始る。
り物入り」で登場! 感激ものである。
テーマが斬新、単なるH.バップに収まらない。
アドリヴを初めて聴くと、誰しも驚きが隠せない。
 
A#2「Green Dolphin Street」、狂った・変な音は「スクラリネット」。
「ヒィイ~・ィイ~」正常なバスクラの音ではない。
あのデカイ太筒が、苦しそうに悲鳴を上げる。
本来の楽器の性質を逸脱した「った」音に胸が躍りまくる。
 
♪~♪  正常な楽器の音から「逸脱」した人的な音をお楽しみ下さい   

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