№1 デトロイト、車＆ジャズマン製造地《ケニー・バレル(g)》

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　　　　ジャズギター「ケニー・バレル」のレコード紹介です。♪♪♪

面白い！デトロイト出身者を車に詰め込む！

鳴りを潜めたバリトン・サックスのP.アダムス！

その影に隠れたK.バレル・・・まだまだ、これからか？！
一句

　　　“　デトロイト　車も造れば　ジャズマンも　”
①『ジャズ・メン：デトロイト』(55)
《Jazz Men:Detroit/Kenny Burrell》
ケニー・バレル(g)、トミー・フラナガン(p)、ペッパー・アダムス(bs)、

ポール・チェンバース(b)、ケニー・クラーク(ds)。

《YouTubeリンク》

Jazz Men Detroit

Savoy MG 12083. Kenny Burrell, Paul Chambers, Pepper Adams, Tommy Flanagan, Kenny Clarke play Afternoon in Paris and Your Host.

Jazz Men Detroit

リーダは居ないが、デトロイト出身の４人・カルテットの演奏。
これがアルバム・コンセプト、見事に有名人の揃い踏み。
１台の車に全員乗り込んだジャケット。
アメリカのビッグ産業は車、その製造拠点はデトロイト。

大都市だけあって、多くのジャズマンの出身地でもある。

　　一句

　　　　　“　デトロイト　車も造れば　ジャズマンも　”

録音はN.Y.、ジャズ・ド・真ん中の香りでプンプン。
激辛コショウのペッパー・アダムスの爆音・地響き音を期待。

だが、軽いノリで「ボ～ボ～・ゴ～ゴ～」、残念無念。

バレルは地元デトロイトで活躍後、録音時の55年にN.Y.へ移住。
ブルーノート・レーベルに在籍し、太くゴツイ音でジャズの王道真っしぐら。
だが、このレコードでは割とあっさり風で軽く淡々としたノリ。

迫力に欠けるバリトンだが、バレルの音はその影に隠れ目立たない。
バレルの本領発揮はまだまだこれから。

ブルーノートに録音以降、ということになる。