№1 ハプニング！仕掛けだらけ《ハル・シェイファー(p)》

♪～♪ ご訪問ありがとうございます。
　ジャズピアノ「ハル・シェイファー」のレコード紹介です。♪～♪
 

漫画ちっくな、何故「牛」の化け物が！

本業は映画音楽等、ジャズよりアレンジ重視！

巧く仕掛けるハプニング、アップ・テンション！

 

一句

　“ハプニング　はめる仕掛けに　これもジャズ”

①『ジャスト・ツー・マッチ』(55)
《Just Too Much/Hal Schaefer》
ハル・シェイファー(p)、ジョー・モンドラゴン(b)、

アルヴィン・ストラー(ds)。

この方を知る人は、殆ど居ないのでは。
ジャケットだって「漫画ちっく」な牛の化け物。

とても・とても、ジャズのレコードに見えない。
ジャズ人名事典から欠落したピアニストです。

4ビートの「ぐいぐい」スウィングはない。
無味無臭、ブルース香る乗り何て有り得ない。
こんな書き方したら、聴く気にもならないが。

ところが、聴いてると「わくわく」感が止まない。
繊細＆強引、大胆な音創りで波打ってくる。
ど肝を抜く、ダイナミックな音が展開される。

ベース＆ドラムの息が合った仕掛け創り。

まさにハプニングが、テンションを高めていく。
この仕掛け、計算されたアレンジが巧い。

と思えば、ピアのソロは繊細に。
息を殺し、静けさに沈み込むメロディーが。
と思えば「トッ～ン」粒立ち良い音が、一揆に迫る。

B.パウエル等●▲派の匂いをさせないピアノ。
巧みなリズム陣と絡み合うプレイは、楽しくてしょうがない。

 

 一句

　“ハプニング　はめる仕掛けに　これもジャズ”

 

当①は、シェイファー30歳(25年生)の作品。

映画音楽等が本業、だから作品も少なく無名。

この音創りは「なるほど」と、納得してしまう。
 

♪～♪ 　巧みなリズム陣と絡むプレイは、まさしく映画音楽のように聴けます。