№6 ドラム一発！響けジャズ《ケニー・ドリュー(p)》

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　ジャズピアノ「ケニー・ドリュー｣のレコード紹介です。♪～♪ 

 

ドラム一発、エッジ立つベースがはじく！

渡欧後の音に磨きがかかり、大変身！

体脂肪率0％、筋肉質な音が跳ねる！

一句

　“響けジャズ　ドラム一発　蹴り上げろ”

⑥『ダーク・ビューティー』(74)
《Dark Beauty/Kenny Drew》
ケニー・ドリュー(p)、アルバート・ヒース(ds)、

ヘルステッド・ペデルセン(b)。
《Kenny Drew Blog紹介》

④『Pal Joey』(57)　№4 焦る心か？ぎくしゃくと《ケニー・ドリュー(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

⑤『Unercurrent』(60)　№5 ドラム＆ホーン！強鍵勝負《ケニー・ドリュー(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

針を下すやドラム一発。

エッジの立った強いベースがはじき飛ぶ。
ミュートの効いたドラムが、ベースが鳴り響く。

グイグイと身体が突んのめっていく。

評論家諸氏が選ぶ代表作は②『Trio』。

私はドリューの最高傑作は当⑥と確信。

61年以降リーダ作も無く、鳴かず飛ばず。

そして68年に渡欧。
EUのドリューは音に磨きがかかった。
力強いタッチは変らず、体脂肪率0％の筋肉質な音に。

 

食い込む音が一揆に立ち上がる。
左手が雪崩の如く・ずれ込み押し寄せる。
ペデルセンのはじく強さと粘っこい弦の音。
「ドスドス・バタバタ」ベースとの相性を狙ったドラムが迫る。

　一句

　“響けジャズ　ドラム一発　蹴り上げろ”

ベースをセンター、ピアノとドラムはL&Rchへ。
それだけベースをアピールしたいのか。
こんな音が暴れる曲は｢Run Way｣に集約される。

60年以前US時代とは別次元に生れ変わった。
ドリューの醍醐味は70年代からが聴かせます。

 

♪～♪ 　ドラム一発からベースへ、磨きが掛かり変貌した音をお楽しみ下さい。