だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№2 燻銀ペットは何処行った《トム・ハレル(tp)》

イトーンでモードを連発。
上手い、だが無表情でリル・緊張感も無い。
銀ペットのハレルは何処へ行った。
②『フォーム』(90)
《Form/Tom Harrell(tp)》
トム・ハレル(tp)、ジョー・ロバーノ(ts)、ダニーロ・ペレツ(p)、
チャーリ・ヘイデン(b)、ポール・モチアン(ds)。

①はミディアムテンポの中太音でメロディーが抜群。
抜群に気に入ったので、このレコードを手に入れた。

①から5年後の録音だが「ッカリ」、期待を大きく裏切られた。
やたらとイトーンで吹き鳴らす。
トランペットは、ハイトーンの上手い奴と下手な奴に2分される。
例えば、ハンニバルはハイトーンの連続音をブチ切り、リズミカル鳴らす。
トランペットのリズム楽器的奏法とでも言おうか。
ヘタクソは高音でも無理してモードの音階を吹きたがる。
格好付けたいだろうが緊張感も無く、無感情な単調さが浮き彫りになる。

今回のハレルは後者の類い。
若干柔かく細いハイトーンで、純なモードを繰り返す。
ハレルのハイトーン連発は全く頂けない。
B級からA級への昇格を狙ったのか?格好付けたいのか。
 
どっち付かずのハレルは魅力が無い。
中太・中音のメロディー重視の旨味で勝負してくれ。
銀(いぶしぎん)』ペットの復活を期待する。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Trumpet《トム・ハレル》」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事