№1 がむしゃら！デビュー作《(Sweden)トマス・フランク(ts)》

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スウェーデン、がむしゃら「力づく」テナー！

30歳・初リーダ作の意気込み、渾身の力で！

インタープレイ？　テンション溢れる良作？

一句

　“そこ除けと　サックス轟く　デビュー作”

①-1『ビーウィッチト』(88)
《Bewitched/Tomas Franck》

①-2 STUNTレーベル/Denmark

トマス・フランク(sax)、トーマス・クラウセン(p)、

ジェスパー・ランドガード(b)、ルロイ・ロー(ds)。

《Sweden Jazz Blog紹介》

①『Stefan Isaksson』(89)№1　誠実＆情熱！北欧の王国《(Sweden)ステファン・イサクソン(ts)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

①『Arne Domnerus』№1　陽なたの道！Made In Sweden《(Sweden)アルネ・ドムネラス(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

スウェーデン・ジャズは真面目ど真ん中。

ところが、スウェーデン出身のフランクは力づく勝負のテナー屋。
渾身の力を込め・力づくで吹きまくる。

録音のバランスが悪い。
サックス以外の音が小さいからいから、割れんばかりの音で鳴り響く。
まるで、サックスのワンマンショー。
ピアノトリオでは３人の音が手に取るように分かるのに。

フランク30歳、初リーダ作。
その意気込みは凄まじい、全く力を抜かない。
強弱無視し「力づく」で押込むパワーサックス。

インタープレイで絡めば、パワーとテンションに満ちた良作になるだろうが。
「力づく」のワンマンショーでは少々残念。

　一句

　“そこ除けと　サックス轟く　デビュー作”

 

サックスのフランクはスウェーデン出身。
ピアノ・ベースはオランダ、ドラムはUS出身。
デンマークSTUNTレーベルで現地録音。

 

♪～♪ 　別のアルバムで、「力づく」のライヴ演奏をお聴きください。