ウエスト・コースターのテナー野郎・ヨギ!
アッという間にJ.コルトレーン風に変革!
だが、一味・二味違うドイツ料理に調理!!
③『ヨギ・ジャズ』(63)
《Yogi Jazz/Joki Freund》
ヨキ・フロイント(ts,ss)、エミル・マンゲルドルフ(as,fl)、ウオルフ・ガング(p)、
《Yogi Jazz/Joki Freund》
ヨキ・フロイント(ts,ss)、エミル・マンゲルドルフ(as,fl)、ウオルフ・ガング(p)、
エベルハルド・ウエーバー(b)、カール・セオダ(b)、ピーター・バウマイスタ(ds)。
多くのEUテナーマンに影響を与えたジョン・コルトレーン(ts)。
独ではヨキもその1人、50,60年代の独を代表するテナーマン。
ヨキの音色・フレーズはコルトレーン・モドキ。とは、あえて突っ込まない。
むしろ、グループ全体のサウンドがコルトレーン臭でプンプン。
当時、革新的サウンドを狙っていたのが良く分かる。
ただし、コルトレーンとは大きな違いがある。
伊・エラルド・ボランテ(ts)も同様で、サウンドに「クール」な一面がある。
コルトレーンのように熱い意気込みが無い。
クールと感じるのは、規則正しいリズム表現&抑揚感の少ないフレーズ。
「これでもか!」と、思いっ切り吹かない。緊迫し張り詰めた空気感がある。
特に、ヨキは「ドイツ人」らしい硬質さがクールの第一要因。
1曲目のキャラバン、こんな表現のキャラバンは聴いたことが無い。
ハイテンポでリズミカルに演奏するのが当り前。
ここではソプラノサックス、フルートが流れるようなフレーズで進む。
そのバックにコルトレーン・サウンド。
特に、ヨキは「ドイツ人」らしい硬質さがクールの第一要因。
1曲目のキャラバン、こんな表現のキャラバンは聴いたことが無い。
ハイテンポでリズミカルに演奏するのが当り前。
ここではソプラノサックス、フルートが流れるようなフレーズで進む。
そのバックにコルトレーン・サウンド。
次元の異なるキャラバンでワクワクしてくる。
EUジャズは単なるUSコピージャズで終らない。この面白さが60年代にある。
ヨキの50年代はウエストコーストにドップリ、60年代から革新ジャズへ移行。
EUジャズは単なるUSコピージャズで終らない。この面白さが60年代にある。
ヨキの50年代はウエストコーストにドップリ、60年代から革新ジャズへ移行。
なんて、変わり身が早い! こんなEUジャズが面白い。