だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 J.コルトレーン直系スピリッツ《パット・ラバーベラ(ts)》

急性心不全・息え絶えフレーズ。
と、思えば、連続フレーズの発。
J.コルトレーン系サウンドを堂々と!
①『パス・イット・オン』(76)
《Pass It On/Pat La Barbera》
パット・ラバーベラ(ts,ss,fl)、リチャード・バイラーク(p:side1)、
ドン・トンプソン(p:side2)、ジーン・パーラ(b)、ジョー・ラバーベラ(ds)。
YouTubeリンク:参考『Virgo Dance』》
J.コルトレーン直系と言われたテナーマン。とにかく、興味深い音を出す。
ミディアムテンポの曲ではフザケテンのか?と、思うほどタヨタと吹く。
面白いが、圧感は半端ではない。

急性心不全を発症し、息絶ええの如くフレーズがブチ切れる。
と、思えば一揆に連続フレーズが発する。
太く、大きな声で話掛けるように。そんなフレーズで攻めまくる。
コルトレーン・スピリッツを伝承した数少ないテナーマン。

この男のレコードを何ヶ月も探した。
エルビン・ジョーンズ(ds)のサイドメンの演奏を聴き、ハマッタ。
エルビンがサイドメンで起用するテナーは、何れもコルトレーン継の人物。
彼はフュージョン界への寄り道もせず、
コルトレーンっしぐら。
だが、コルトレーンの物真似とは違う。
 
吹き込んでくる意気込み・スピリッツが直系なだけ。
サウンドの表現力・フレーズはラバーベラの個性丸出し。
他のレーコードも聴きたいがモノが無い。

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