Straight Ahead?!トランペト教則本?
オッサン顔に子供の唇!
薄く・端正な唇が綺麗・繊細なハイトーンを!
①『ピア・プレジャー』(86)
《Peer Pressure/Brian Lynch(tp)》
①『ピア・プレジャー』(86)
《Peer Pressure/Brian Lynch(tp)》
《YouTubeリンク:https://youtu.be/KDpvfCNSjls?list=PLxUFaCLsxDF968yuXXaUHBFDWb2NFSufj》
ブライアン・リンチ(tp)、ラルフ・ムーア(ts)、ジム・スナイデロ(as)、
カーク・ライツシー(p)、ジェイ・アンダーソン(b)、ヴィクター・ルイス(ds)。
ブライアン・リンチ(tp)、ラルフ・ムーア(ts)、ジム・スナイデロ(as)、
カーク・ライツシー(p)、ジェイ・アンダーソン(b)、ヴィクター・ルイス(ds)。
このトランペットはハードバップの教則本。手本となる音源。
チョビ髭生やした白人のオッサンが、「ニンマリ」と笑っている。
デビューアルバムだが何と、この時30歳。
86年の録音、この若さで徹底してハードバップに突き進んでいる。
この人、何の癖も、濁りも無く、テクニックを見せ付けることも無い。
ストレートにメロディーを吹く姿は「Straight Ahead Jazz」の象徴。
中域から高域・ハイトーンまで全く無理が無い。
素直にハイトーンまで駆け上がり唄いまくる。
この自然体ハイトーンの音質は「唇」が薄く、細いから。
この唇が綺麗で、繊細なハイトーンを奏でる。
ジャケットを見れば、オッサン顔に子供の唇を貼り付けたようだ。
叉、テナー、アルトが巧くラッパのサウンドに合わす。
現代版ハードバップを浮かび上がらせている。
ただ、ドラムがイカン。下手な奴ほど叩きたがる。
ただ、ドラムがイカン。下手な奴ほど叩きたがる。
手数・音数が多いこのドラムがその象徴。