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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№4 踊る指、ゴーゴーリズム《レイ・ブライアント(p)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
   ジャズピアノ「レイ・ブライアント」のレコード紹介です。~♪
 
単調ビート「ジャズ・ロック」、馬鹿陽気に。
「ゴーー喫茶」、ダンスミュージックか。
下降するベースライン、何ともかしいが。
 
一句
 “鍵盤の ゴーゴーリズム る指”


④『ロンサム・トラベラー』(66)
《Lonesome Traveler/Ray Bryant》
レイ・ブライアント(p)、リチャード・デイヴィス(b)、
フレディー・ウェイツ(ds)、クラーク・テリー&スヌーキー・ヤング(flh)。
 
《Ray Bryant Blog紹介》


このアルバムは、ちょっと頂けない。
当時流行ってたという「ジャズ・ロック」。
鹿陽気な単調8ビートに乗りまくる、そんなアルバム。

①『Trio』のレガンスなブライアント。
③『Con Alma』の切れ良いタッチ。
ここでは、そんなブライアントを全く見せてくれない。

陽気に8ビートに乗りまくり。
強いタッチのピアノが、跳びまくる。
面でレコードを聴く気にならない。

ディスコティックなビートが、流行る前。
ーゴー」と称される、ダンスリズムの乗りだ。
「ゴーゴー喫茶?」があった頃か。
そんなダンスを楽しむのが、観えるようである。

面白いのは、ベースライン。
「ぐい~ん・ぐうぉ~ん」と、下降するベース。
昔の流行を想わせるベースラインが、何ともかしい。

ブライアントの馬鹿乗りピアノ、これも又これ。
左手が叩き出す、強く明なブロックコード。
右手の強いタッチと両輪となり「ぐいぐい」ビートを押し込む。
 
 一句
 “鍵盤の ゴーゴーリズム る指”

アール・ハインズ(p)の流れをくむブライアント。
と、称されるが。
陽気に騒ぎまくる乗りも、同じ派の証では。

安酒場の馬鹿陽気なハインズのピアノ。
ブライアントはゴーゴー茶で馬鹿陽気に、ってとこか。
 
♪~ 「These Boots Were~」下するベースラインの面白さが楽しいです。


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