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だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№5 出所プレイの「照れ笑い」《ハンプトン・ホース(p)》

♪~ ご訪問ありがとうございます。
 ジャズピアノ「ハンプトン・ホース」のレコード紹介です。~♪
 
50年代は説のホース、と称される。
絶頂期の58年、薬中捕・5年の投獄。
笑って誤魔化す、出所後の「んたら」プレイ。
 
一句
 “久し振り 出所プレイの れ笑い”


⑤『アイム・オール・スマイルス』(66)
《I'm All Smiles/Hamptn Hawes》
ハンプトン・ホース(p)、レッド・ミッチェル(b)、
ドナルド・ベイリー(ds)。
 
《Hamptn Hawes Blog紹介》


笑ってるどころじゃ~なかろう。
笑ってしている場合じゃなかろうぅ~。
こんなの、ホースのピアノではなかろう~が。

今となっては懐かしい・・。
①『The Trio』(55)、③『Four!』(56)。
これらの素らしいプレイは、何所いったのか。
 
「ぐいぐい」ドライヴの効いたし出す音。
縦横無尽に駆け回るアドリブ。
そんな勢いあるプレイは、微塵も残ってない。

③から8年後の当⑤。
だらだらと通のピアノが鳴ってる。
傑作扱いされた演奏は、もう見る影もない。
 
そんな演奏は、66年のプレイ。
50年代は説のホース。
と、いわれたら納得してしまう。

当⑤はライヴ演奏、ならばもっと加熱しても。
ファンサービスの量なんか全く感じられない。

バラードは、以前も「ちんたら」プレイだった。 
当ライヴのバラードは、もっとい。
「ちんたら・だらだら」カクテルピアノにも使えない出来。

そんな「ちんたら」プレイには、理由があった。
ホースは絶頂期の58年、中で逮捕される。
投獄期間は5年と長い。

その後の演奏が、当⑤の出来である。
余りにも長いブランクで、心身共に体化したのか。

ジャケットを手に取り再度「笑って」る場合かよ。
ムショを出て良かった、の微笑か。
笑ってすなよ、と言いたくなってしまう。
 
 一句
 “久し振り 出所プレイの れ笑い”
 
♪~ カクテルピアノにも不向き「ちんたら・らだら」プレイです。


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