№1 悦に入った「独り占め」の喜び《ラニー・モーガン(as)》

太い・重い・力強い、潤いと艶の音がスッ飛ぶ！

ストレートアヘッド、王道真っしぐらのモーガン・ジャズ！

だが、不人気？リーダ作数枚！超安値のレコード！！

「独り占め」の喜び、益々悦に入り・ド・ハマリ！
①『イッツ・アバウト・タイム』(81)
《It's About Time/Lanny Morgan(as)》

《YouTubeリンク：https://youtu.be/xcTQMKN9V5w?list=PL4WjggU31eNH_KhLkGLiHEkMHRWY6LthP》
ラニー・モーガン(as)、ルー・レヴィ(p)、モンティ・バッドウイッグ(b)、
ニック・セロリ(ds)、ドン・レーダー(tp)、ブルース・フォアマン(g)。

モーガンのアルトが好きだ。フリーキーに力ませに吠えたりしない。
太さ・重さ・力強さで表現し、潤いと艶が音の充実感を生む。
そして、アルト特有のリズミカルにスッ飛んでいくスピード感がイイ。

フレーズが気に入った。流れるように良く唄う。

作編曲も中々イイ。このレコードは47歳での録音。

円熟したテクがあるから、こんな素晴らしいアルバムを生む。

ところが、この人、リーダ作は数枚。
突出した個性が無いから、大変な遅咲きだからリーダ作が少ないのか。
 

４ビート・ジャズ・王道真っしぐら、ストレートアヘッドなモーガン・ジャズ。

だが、世間一般では不人気？だからか、これ超安値で入手した。
市場原理の隙間を潜り抜け、やっと手に入れたモーガン。
「独り占め」の喜び、悦に入った自分がタマラナイ。