相変わらず、柄本佑の顔芸にひかれて視ていますが、
紫式部の源氏物語の使い方が不満があります。
もともと紫式部ではなくまひろと、完全に虚構の世界で脚本していますし、
源氏物語という題名も出てきていませんけれども。
第42回「川辺の誓い」は、物語の先を書く情熱を失ったまひろが、
宇治川の川辺で道長と語り合って、書き進む気になったような展開になっています。
紫式部と道長が、こんな関係であったはずはありませんし、
ドライな道長が、まひろの前では民のためなどとウェットな言葉を発します。
と、唐変木のようなことを言っても笑われるだけですけど。
雲隠れの先は、匂宮三帖から宇治十帖を書き進めることになります。
これらの物語には、宇治川に身を投げる女性が出てくるので、
これを踏まえて、自殺の話をしていたことはまあうなずけます。
ただ、この十三帖はこれまでの物語と違って、トーンが変わるのですね。
恋愛を楽しむのではなく、苦しみでしかない厭世的なストーリーになってきます。
そのきっかけとしては、まだこの時期では早い。
誰でもいい愛する人との別れとかが、なければ書けません。
始めに戻って、物語の書き始めが、道長に促されたことになっていますが、
いきなり、素質があるかわからないまひろに依頼するはずがありません。
この流れにするには、大野晋の2系列の展開があったという説が適しています。
始めに、色好みでありながらドジな人物のエピソードが書かれて、
それが宮中で話題になったので、正編を書くように求めたというのが
ピッタリ来ます。
まあ、史実に基づいて男たちの資料を読むのに、時間をかけたのでしょうけど、
肝心の源氏物語についての研究も読み込んでほしかったですね。
紫式部の源氏物語の使い方が不満があります。
もともと紫式部ではなくまひろと、完全に虚構の世界で脚本していますし、
源氏物語という題名も出てきていませんけれども。
第42回「川辺の誓い」は、物語の先を書く情熱を失ったまひろが、
宇治川の川辺で道長と語り合って、書き進む気になったような展開になっています。
紫式部と道長が、こんな関係であったはずはありませんし、
ドライな道長が、まひろの前では民のためなどとウェットな言葉を発します。
と、唐変木のようなことを言っても笑われるだけですけど。
雲隠れの先は、匂宮三帖から宇治十帖を書き進めることになります。
これらの物語には、宇治川に身を投げる女性が出てくるので、
これを踏まえて、自殺の話をしていたことはまあうなずけます。
ただ、この十三帖はこれまでの物語と違って、トーンが変わるのですね。
恋愛を楽しむのではなく、苦しみでしかない厭世的なストーリーになってきます。
そのきっかけとしては、まだこの時期では早い。
誰でもいい愛する人との別れとかが、なければ書けません。
始めに戻って、物語の書き始めが、道長に促されたことになっていますが、
いきなり、素質があるかわからないまひろに依頼するはずがありません。
この流れにするには、大野晋の2系列の展開があったという説が適しています。
始めに、色好みでありながらドジな人物のエピソードが書かれて、
それが宮中で話題になったので、正編を書くように求めたというのが
ピッタリ来ます。
まあ、史実に基づいて男たちの資料を読むのに、時間をかけたのでしょうけど、
肝心の源氏物語についての研究も読み込んでほしかったですね。