東村山浄水場脇を流れる小川の土手沿いの桜の木には,1本あたり数輪,桜の花がもう,咲き始めています。春の小さな足音が聞こえるようです。この季節は,「霞み始めてたなびく」と言います。霧や靄のために,遠くの山がぼやけて見えるようになってきました。
水もぬるんできたのか,遊泳している水鳥たちもゆるやかに進んでいます。
近所を散歩していると,白梅が満開でした。とても美味しそうなネギも沢山ありました。きっと,寒さで糖度が増していることでしょう。ズミクロン50mmのレンズを持ち出して撮影してみました。シャープさは,少ないのですが,古いこの名玉レンズは,デジタルカメラに装着しても,なにか,昔懐かしいふんわりとした味のある画質になります。本当は,フィルムカメラで使うのが正統でしょうが,手間暇とコストの点から,最近は,すっかり持ち出していなかったのですが,なかなか,楽しく遊べます。ちょっと,ワクワクします。
UFOと思いきや,東村山浄水場の建造物でした。浄水場は,河川などから取水した水(原水)を安心して飲むことができる水道水にするため、浄水処理を行っています。東村山浄水場の浄水能力は,126.5万立方メートル/日で,朝霞浄水場との間に原水連絡管を設置し、利根川・荒川の水と多摩川の水を利用しています。
ベランダから望むと,朝は,薄日が射して,小枝に付いた水玉がキラキラ輝いていましたが,すぐに雪が舞ってきてしまいました。このまま雪が降り続くと,明日は,太陽に輝く素晴らしい雪景色が期待できそうですが・・・。