5月20日から29日まで,日比谷公園で,オクトーバフェストが開催されています。オクトーバフェストは,200年に渡って毎年ドイツミュンヘン市で開催されているお祭りです。美味しそうな沢山の種類のビールやソーセージなどが,集まっていて,老若男女多くの人たちが,盛り上がっていました。残念ながら,飲み会の後に発見したので,これ以上は飲めませんでしたが,来年は,ここで皆と飲みたいものですね。
かの「美食倶楽部」で有名な魯山人。その寓居跡「いろは草庵」,大正4年に,ここで書家だった魯山人は,看板彫刻の仕事を始めた。この仕事がきっかけとなって,菁華窯に通うようになり,陶芸に魅せられていったそうです。縁側の趣のあるガラスを通して,なんとも優しい皐月の光が寓居の中に降り注いでいました。
「春来草自生」 魯山人が好んだこの言葉が,いろは草庵の前庭に石碑として,建っています。
春来りて 草自ずから 生ず
蕨 土筆とともに出づる 魯生
ゴールデンウィークに金沢方面へ行ってきました。久し振りに訪れた,日本三大庭園の一つ,兼六園は,苔生した庭と新緑のコントラストが,眼を休ましてくれました。ひがし茶屋では,しっとりと落ち着いた時間と空気が流れていました。食べ物にも器にも優雅さが感じられました。長い歴史のある和の美意識の空間に我が身を置くと,心がピュアーになっていきます。