Jazzy-K Works Atheletic Navi.

新潟県の陸上競技情報を全国のファン向けに...
全国の陸上情報を新潟県のファン向けに発信します。

2023新潟県高校総体陸上競技大会 開幕しました

2023-05-25 20:13:13 | 高校陸上
令和5年度 新潟県高等学校総合体育大会 陸上競技大会
2023年5月25日㈭から4日間 新潟市陸上競技場で開催

さぁ、きょうの午後から今年度の新潟県高校総体陸上が開幕しました。
トラック競技は予選のみ実施、フィールド競技は男女各2種目づつの決勝種目が実施されました。
なにしろ4日間で男女合わせて41種目実施しますので、毎年のことながらみどころが多くてどの種目から取り上げていくか非常に迷うところではありますが、
本日1日目の競技は既に終了していますので、そのフィールド競技の決勝結果をここではご覧いただきましょう。






以上であります。
男子ハンマー投は、1投目で50m越えの投擲をした開志国際の熊倉 倖助(2)が優勝。
今季は4月の春季新発田記録会にて49m90という記録が本大会前までの自己ベストでしたが、本大会は50m越えで優勝しました。
男子走幅跳は4位までが7m以上の記録、しかも1位と4位の差が7㎝という大接戦になりましたが、
本来は棒高跳と三段跳を得意としている開志国際の山内裕太(3)が追風参考ながら7m07で優勝。
このあとの棒高跳、三段跳も制して、新潟県高校総体での跳躍3冠はあるのでしょうか?
女子棒高跳は、開志国際の釜田 美久(3)が3m55で優勝、新潟県高校記録になります。
実は、5月14日の新潟実業団選手権で3m50をクリアして、すでに新潟県高校記録保持者になっていました。
しかし、バ-の上げ方を見ると、3m35クリアのあとは、昨年までの新潟県高校記録を1cm上回る3m41に挑戦していたんですね。
やはり新潟県高校総体前の新潟実業団3m50クリアはあまり他校の高校陸上の関係者には認知されていないような感じで、だったら3m40cm+1cm=3m41㎝をクリアして存在感をアピール、という作戦に出たのではないかと思われます。本大会では3m35を2回目でクリア、そして5月14日に3m50を1回で跳んでるので、相当自信があったんでしょうね。3m41を1回でクリアして、そのあとの3m55を3回目でクリアして、正真正銘の新潟県高校新記録になりました。
と、ここまで3種目は開志国際の選手が優勝、いいスタートになったといってもいいでしょう。
最後に 女子砲丸投 決勝は、新潟明訓の水藻 毬乃(3) 13m80 こちらも新潟県高校新記録で優勝です。
1投目ファウルを除いた残り5回の投擲ですべて13m越え。そのうちの5回目で新潟県高校新記録 およそ14年ぶり更新となりました。

以上 好記録あり、接戦ありの1日目フィールド競技決勝の結果でした。
2023新潟県高校総体陸上 まだまだ続きます!



2023新潟県高校総体陸上地区予選会 注目種目の結果について振り返る (その3)

2023-05-17 23:44:06 | 高校陸上
2023新潟県高校総体陸上地区予選会 注目種目の結果について振り返る (その2)からの続きです。
(その3)さっそく始めます。

「2023年度春季 新潟・下越・佐渡地区高校陸上」 女子短距離種目の決勝結果
ここでは女子100m・200m・4×100mRの結果のみを取り扱いします。







こういう決勝結果ということで。
「注目の1年生」のはずだった秋澤理沙(東京学館新潟高)は、個人種目でのエントリー200mのみ。
しかも、200m予選を1本走って終わりという結果でした。リレーには参加してません。
それにしても、この地区大会の女子100m・200mは本間園子(新潟商)が優勝、個人種目で2冠となりましたが、優勝タイムは秋澤理沙の中学時代のベスト(11.87、24.38)には及ばないということで、いぜんとして新潟県の高校女子短距離は中学時代の秋澤にタイムで負けているという状態が続いています。とはいえ、本間は100m決勝で自己ベスト(12.31)、200m決勝で追風参考ながら自己ベストを上回るタイム(25.52w)で走ってます。
そして、この地区の4×100mRは新潟商が東京学館新潟に競勝って優勝しましたが、学館の方は秋澤がリレーメンバーに入っていないということなので、この結果は順当な結果と言っていいのか、ということになりました。
ともあれ、大会期間中の3日間で
100m・200m(各3ラウンド)、4×100mR(2ラウンド)、4×400mR決勝 合計9レースを走った本間園子
200m予選1本しか走らずの秋澤理沙
次の新潟県高校総体陸上、どんな結果になるでしょうか?

(了)


2023新潟県高校総体陸上地区予選会 注目種目の結果について振り返る (その2)

2023-05-12 22:27:19 | 高校陸上
(その1)からの続きです。
さっそく「2023春季新潟県高校総体陸上地区予選会」注目種目の結果振り返り企画(その2)
ご覧ください。

5月6日(土) 両地区 男子走高跳 決勝
※ 詳細の試技表はアスリートランキングドットコムで閲覧願います



優勝争い・上位争いについて触れる前に、
「県高校総体出場権を巡る争いで格差が出た」ということについてお伝えしておきます。
新潟下越佐渡地区、上越・中越地区ともフィールド競技の県大会出場枠は22名となってますが、
この男子走高跳で言えば、
上越・中越地区は出場者が26名になったため、「22位までが予選会突破」のサバイバル戦
新潟・下越・佐渡地区は出場者がちょうど22名になったので、「1回跳べば2回目以降の試技は棄権したとしても県大会出場権獲得」ということになりました。
あとは、これ以上のことは言いません。

さて優勝争い、上越中越地区では、昨年インターハイに出場した星 泰成が1m95で優勝です。昨年7月の新潟県陸上選手権で2m00をクリアしているので、次に向かって調子を上げてほしいと思ってます。
そして、全中チャンピオン(=全日本中学選手権優勝者)が顔をそろえた新潟・下越・佐渡地区大会は日本文理高校の1・2・3フィニッシュになりましたが、1m95クリアならずで終了しました。2021年の全中覇者で、同記録優勝ということで話題になった関崎至流が地区大会1位通過。
2022年全中覇者で、今季既に2m00をクリアしている東隆臣は2位通過。
両予選会とも 悪天候の影響もあったことと思いますが、有力ジャンパー3名は無事予選会を通過して、いよいよ新潟県高校総体で対決という運びになります。
2019年の新潟県高校総体男子走高跳では日本文理の1・2・3フィニッシュがありました。しかし、2023年大会 日本文理勢に立ちはだかる存在の1番手となるのが十日町の星ということになりそうです。
各選手切磋琢磨して、さらにレベルアップした試合を見せていただければと思います。

5月6日(土) 新潟・下越・佐渡地区 男子4×100mリレー



この男子4×100mリレー
昨年のインターハイでは新潟県から3チームが決勝に進出し、開志国際4位、新潟明訓6位、東京学館新潟8位という結果が残りました。
では2023年シーズンはどうなっていくか?
その第1ステージ 新潟・下越・佐渡地区大会の決勝は開志国際が優勝となりました。
予選ではトップ通過だった東京学館新潟は途中棄権
新潟明訓は決勝レース欠場という結果でした。
ちょっとこれらの結果を見ただけでは、各校どうなっていくかまだまだ読めない部分がありますが、それぞれに伸びしろがある、ということで期待してもいいのでは、と思ってます。
次の新潟県高校総体ではどんな戦いになるか。引き続き目が離せないことになるでしょう。
それにしても開志国際はよく頑張ってるよね。


2023新潟県高校総体陸上地区予選会 注目種目の結果について振り返る (その3)へ続く



2023新潟県高校総体陸上地区予選会 注目種目の結果について振り返る (その1)

2023-05-11 22:49:41 | 高校陸上
2023年度春季「新潟・下越・佐渡地区高校陸上」「上越・中越地区高校陸上」
5月6日から3日間、新潟県高校総体陸上の予選会として、2会場(新潟市長岡市)に分かれて競技が行われました。
前の記事でも書きましたが今年度の春季地区予選会では、ちょっと男女混成競技でモヤモヤ感があったり、有力選手が準決勝または決勝を欠場していたりという案件がありましたが、種目によっては大会新記録が出ていたり、名勝負が繰り広げられた種目もありました。
では、ここからはそれらの種目を振り返っていくことにします。

5月6日(土) 新潟・下越・佐渡地区 女子やり投げ 決勝


この地区の女子やり投
春先から好調を維持していた開志国際高校勢3人 (万徳 倖帆、荒井 美海、平野 寧々)VS 東京学館新潟 神保 奈々
4強の戦いということで注目していました。4人とも自己ベストが40mを越えてまして、当予選会最終結果もこの4人で上位4位までに入るという安定感がある結果になりました。
その中でも、今回の新潟下越佐渡地区大会を制した万徳は、2023年度はここまで4試合すべてで40mを超えるという抜群の安定感が光ります。
4月23日の下越陸上選手権で自己ベストとなる42m94,そして当予選会では自己2番目記録となる42m61を記録。
このあとの県高校総体が、当予選会に続いて再び新潟市陸上競技場で開催ということを考えれば、万徳はさらに自己記録を伸ばしてくる可能性もあります。
この万徳に迫るのは誰か?
当予選会2位に入った神保は、4月15日の新発田記録会で開志国際の選手に勝って、自己ベスト41m86を出している。40m Overは今季2試合でしかないが、今後の活躍が期待できる選手と見ていいと思われます。
一方、今回予選会では4位となった平野については、40m越えを記録した次の試合では40mラインに届かず、その次の試合では40m越えを果たすとその次は35m台ということで好不調の波が激しいという印象がある。それだけに、安定してどの試合でも40mを超えるようなパフォーマンスを見せてほしいですね。
ちなみに平野の出身地は北海道。2023インターハイの開催地も北海道。負けられない戦いはまだまだ続きます。
新潟下越佐渡地区の4人が、新潟県高校総体でも優勝争いの中心になることは間違いないでしょう。あとは、その4人の中に割って入る選手は現れるか?
新潟県女子やり投は、面白い戦いが続いていきます。



5月7日(日) 両地区 男子100m 決勝





2022年度は関口裕太選手の大活躍などもあり急激にレベルがアップした感がある新潟県高校男子短距離
2023年度の春季地区予選会については、2022年の新潟下越佐渡地区のレベルには及ばないかもしれない。
それでも新潟下越佐渡地区では 決勝進出8名はすべて10秒台を出しており、上越・中越地区では三条高校の鶴巻が準決勝・決勝と大会新記録を連発して地区大会を制する、といった具合に、県大会を前にヒートアップしている印象を受けましたね。
結局、新潟下越佐渡地区の春季大会男子100mを制したのは開志国際の岡田丈となり、その一方で、準決勝を10.71(+1.2)で走った岩舩(新潟明訓)が決勝レース失格となってました。しかし、インターハイへのはじめの一歩となる大会とはいえ、早くも面白い戦いが繰り広げられている印象があります。
この先 誰が活躍していくか、今年も見どころが多くなりそうな予感がする新潟県高校男子100mです。

(次ページ:その2へつづく)

2023新潟県高校総体陸上 地区予選会について振り返る

2023-05-10 23:57:34 | 高校陸上
標題の地区予選会
2023年5月6日から3日間
「新潟・下越・佐渡地区大会」は新潟市陸上競技場、「上越・中越地区大会」は長岡市陸上競技場で開催されました。
期間中はほぼ悪条件といってもいいのではないでしょうか? おおむね初日・2日目は雨、3日目は強風でした。
こんなコンディションだと、以下のような選手がいても仕方がないのかな、という気がしますね。
トラック個人レースであれば「予選を1本走って、県大会出場権が決まれば準決勝以降のラウンドを欠場」という選手もいましたし、一部のフィールド跳躍決勝種目では出場選手数が県大会進出枠よりも同数または少ないということで、こうなった場合は1回でも試技を行えば2回目以降の試技は行わず離脱しても県大会出場権がもらえるということもあり、その通りに1回試技をして、あとは競技に参加しないというケースが見受けられました。ちなみに、新潟下越佐渡地区、上越・中越地区ともどもフィールド投擲競技では1回投げてあとは棄権という選手は一人もいなかった。
ということで、同じ高校生競技者でも取り組み方の違いというか「記録会感覚」で参加している選手がいた、ということでしょうか。
極端な例などあげるときりがないけど、一番目立つ例は
トラックレース、各大会 該当種目の優勝候補が準決勝・決勝を欠場なんていうのもありましたし、混成競技では、新潟・下越・佐渡地区大会男子八種競技で神田大和選手が7種目目棄権、女子七種競技で植木明音が最後の800mを走らず途中棄権、さらに上越・中越地区の七種競技では新潟産大附属の松田若葉がかなり中途半端な競技参加をした末に結局途中棄権ですか?
両地区のリザルトを見たみなさんはどういう印象を持ったでしょうか?
スポーツの記事に「棚から牡丹餅」はあまりにも不適切な表現であることは間違いありませんが、両地区大会の優勝者を見ていくと、大変申し訳ない言い方をしますが、優勝候補と目される選手の準決勝ラウンド、決勝レース欠場があったことで優勝のチャンスが転がり込んできたというケースがあったことは事実ですね。それこそ「棚から牡丹餅」? (ちょっと違うか)
そういった棄権者の多くは県大会出場権を得ているわけで、その県大会で各選手はどう戦うか。そこを見ていきたいと思います。