土曜日にキュランダに行って来た。世界遺産ってやつだ。全くいい身分だぜ。
キュランダとは世界で最も美しい熱帯雨林で、1億2千年前にオーストラリア大陸全体を覆っていた巨大な森林の一部だとよ。
スカイレールというゴンドラがバロン峡谷国立公園上空へ強制的に連れて行くらしい。
あまりの長さに界王様のとこまでつづく蛇の道を彷彿とさせるぜ。
合席したアメリカ人がなんか色々喋ってきたけど、案の定さっぱりだ。だが、俺のツレはそのアメリカ人と意気投合していた。っち、天才め!!
スカイレールは二つの駅があり、それぞれの駅から降りて、森を探索できる。正に樹海って感じだ。
右も左も上も下も樹しかねーよ。ここなら死体を埋めても見つかりっこねーぜ。
フフ…恐ろしいところ。
Barron Falls! ケアンズ最大の滝ってやつだ!だが、あいにくこの時期は水量が最低らしい。つまり、サービス期間は終わったそうだ。
そんなこんなで、終点のキュランダ駅に着いた。なんかふつうの田舎町って感じだ。どことなくナメック星に似ている。それにしても日本人の観光客が多かった。
あと、日本人が経営している土産屋も多数あった。なんか日本語で話しかけられたけど、なぜかビクッとした。
ここで迂闊に日本語を喋ると、なし崩し的に(注:用法を誤っている)商品を買う羽目になりそうなので、コリアンのふりしてやり過ごした。
日本人は俺の味方だと思っていたが、どうやら俺の勘違いだったようだ…正に四面楚歌ってやつだな。
帰りはあの『世界の車窓』のオープニングでおなじみのキュランダ鉄道だ。
余談だが、ツレに『世界の車掌から』だっけと尋ねると、なんか失笑された。ええ、今は反省しています。
ちなみにこの鉄道は、鉱山で働く人への物資輸送のために19世紀後半に開通したらしい。
途中で停車するから何事かと思ったが、停車中にBarron Fallsを眺めろとさ。
なるほどサービス期間ってヤツか…
やめてやれよベジータ、ギニューもそうなっちゃもう何も出来やしないさ。
それにしても、キサマ!!ダースベイダーマスクは2つ持っていたのか!!
お前のこれからの人生を思うと同情するぜ!