Iwaoのタルムード 事実は小説より奇なり

日々の体験の中に真実を学ぶ すべてノンフィクションです

 

韓国で穴場中の穴場 海鮮刺身 海鮮焼の話題の御店教えます

2024-09-17 00:12:02 | 旅行


実は私の妻の妹夫婦が2年前に開店して大繁盛しているんです。
韓国は大田市 西大田駅から歩いて10分くらい

地元ではSNSで話題になってほとんど毎日満席が続いている「話題」の店
この地域ではなかなか食べられないアナゴの丸焼きや、ホタテガイの焼き物
カキの丸焼き、烏賊の丸焼き という「丸ごと」ものがダイナミックに
目の前に並ぶ。

プサンのチョンサポという本場で修行を積んで、そこのレシピ通りやっているという。



とにかくダイナミック!
韓国の元気を丸ごと体験できる穴場中の穴場と言えるでしょう。

ソウルに来られた方はKTXにのって西大田まで足を延ばしてみませんか?
きっと新しい韓国を体験できることでしょう。



















住所

대한민국 대전광역시 중구 유천2동 198-17

電話 010-5557-8327 

大韓民国大田市中区 柳川(ユチョン)198-17
 
店の名前「クチブ」


ソウルからの交通手段

ソウル駅からKTX乗車1時間
特急セマウル号で2時間
急行ムグンウア号で3時間

西大田駅下車 徒歩5分
コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

醜いダチョウの子

2024-09-17 00:11:08 | 心が蘇る小話
醜いダチョウの子
                                   李 和雄





ピレネー山脈の向こうには
大きな平原があって
たくさんダチョウたちが群れで生活していた

ピピンの家族も模範的な生活態度で族長から大変
信頼を得ていた。

あるときピピンの家族が
族長のダチョウのガウに呼び出された

「うちの部族は長い間この平原にすんでいるが
最近 この平原でも食べ物が不足してきて
生きて行く道を開拓しなくてはいけない。
ピレネー山脈を超えて向こうの世界に何があるのか
探ってきてほしい。
そこで我々の部族が生活できる道があるかもしれないから。」

こうしてピピンの家族は険しいピレネー山脈を越えて
向こう側にある別な世界へと冒険の旅に出発した

険しい峠を越えてゆかなくてはいけないのだが
残念なことにダチョウたちは羽はあっても飛べなかった。

険しい岩場をのぼりながら足に豆ができて痛くなると
ピピンの父親はつぶやいた。

「僕たちは鳥なのにどうして飛べないんだろう。
大空に羽ばたいて一気に山を越えて行けたらどんなにいいか。」

山の中腹まで来ると 岩陰からたくさん猿が出てきて彼らをからかった

「やい ダチョウ お前たちが鳥だったらどうして飛んでゆけないんだ。」

そうして 石やら枝やらを投げつけたので
ピピンの家族は得意の速足でその場を走り去った。


               

とにかく 走るのはサルよりもはるかに早かった。

おかげで険しい山道を一気に駈上リ山頂まで来ることができた。

山頂から眺める別世界の平原はうっそうとしたジャングルが続いていて
ジャングルの中を大きな川がくねくねと蛇行していた。



どこにも平地らしきところもなく
あたり一面を覆う薄雲がさらに不気味な雰囲気さえ醸し出していた。

長いこと山頂からこの風景を眺めていたピピンの父と母は
「とても私たちが住める場所ではなさそうだ。
引き返してガウに報告しよう。」

こうしてピピンの家族がそこから引き返そうとしたとき
ピピンが言った

「お父さん お母さん
 私にあのジャングルに行かせてください。
 きっと 新しい世界が待っているに違いありません。」

山頂で長い間 家族会議が開かれたが
ピピンがあまりにも頑固に言い張るので
とうとう条件付きで
ピピンの言い分が許可されることになった


      


ピピンは一週間ごとに この山頂に上ってきて
自分が無事である証拠として
山頂から烽火を上げる約束をした


ピピンは後ろを振り向くこともなく
一人で一気に山道を下って行き
あっという間にジャングルの入口に到着した

ジャングルの入り口には守衛が一人立っていてピピンに言った

「ダチョウさん ここから先は通行証が必要だがお持ちかな?」

「そんなものはありません。私はあの山の向こうの平原から来たんです。」

「通行証がない奴は入れないんだ。残念だな。どうしても通行したいのなら
 ジャングル特別学校に入校して合格証をもらってきてもらうことになる」

こうしてピピンはその日からジャングル特別訓練学校に入校することになった。





来る日も来る日もジャングルの中を走り 
決められた植物を探して10本以上取ってくる訓練が始まった

サルやイノシシ以外にもコブラやゴリラもいて
激しいせめぎあいの競争でゴリラがいつも一等賞を取っていた

入りたてのピピンは一日中走り回っても2,3本のマングローブの枝をもって帰るのがやっとだった。

「やい ダチョウ野郎  お前の羽は何のためにあるんだ。悔しかったら
 空でも飛んで俺たちを見下ろしてみろ。」

ピピンの大きな目から涙が零れ落ちた。

夜になるとピピンは大切していたガウからもらった櫛を取り出して
櫛に書いてあるダチョウ10訓を読み返した。

こうしてジャングルの学校ではいつもびりの成績で泣いてばかりいたピピンだが
父母との約束を守り日曜日になると山に登ってゆき烽火を炊いた。

もうどれくらいの日がたったのか忘れるほど
ジャングルの学校の生活が続いて
いつの間にかピピンの体も大きくなった
どういうわけか ピピンの足はほかのダチョウたちのように長く伸びなかった。

首もちじこまったまま羽のすぐ上に乗ってた。

「やい へんてこなダチョウ 走るのも遅いし 飛べもしないし
おまけに 不細工な格好してやがる。」

こうしてサルたちにからかわれて
ピピンは悲しくなって
学校が終わった夕方 大きテデン川のほとりにきて目に一杯の涙をためて
それを見つめて大きな声をあげた

ところがである

いつもはダチョウのような「ぐわー」という鳴き声が出るはずなのに
ピピンの喉からは鋭い「キー」という声がたからかに響き渡ったではないか。
ピピンはもう一度思いきり叫んでみた。

キーーーという甲高い声はジャングルの境にある大きな山にこだまして
再びジャングルに響き渡った。

すると どこからか同じように「キーー」という甲高い声が響いてきた。
ピピンは耳を澄ませたがそれは自分のこだまの様でもあった。

ところが 次の瞬間 すぐ近くから大きな叫び声でキーーー
と言いながら 大きな鳥がピピンの上のはるか上空を飛び去った。


どこかで聞いたような懐かしい声のようだった。
その上空に向かってピピンが再度叫んでみた。

するとピピンのすぐ上の方から大きな声で再びキーー
という声が 明らかに自分に向けて叫んでいるのが感じ取れた

ピピンの全身が熱い炎に覆われたように
体が熱くて仕方がなくなり
ピピンは開いたことのない大きな羽を精いっぱい開いて大きく羽ばたきを繰り返した。


ピピンの体がふっと宙に浮いた。

その瞬間 上空から舞い降りてきた一羽のワシが
ピピンの足元からピピンを上空に運びあげた。

            

ピピンはびっくりして落ちないようにさらに必死に羽ばたきを続けた
ピピンは飛び続けた

空から落ちることなく 力強く上空へ上がり続ける

落ち着いたピピンがふと横を見ると
色鮮やかで毛並みの立派な大ワシがゆっくりと飛んでいた




大鷲がゆっくりと羽ばたくので
ピピンも真似してゆっくりと大きく羽ばたいてみた

するとどうだろう

羽ばたきの力は強く
あっという間にピピンは何キロもの距離を飛び去てしまったことを感じることができた






下のほうを見ると
ジャングル学校の動物たちが自分の方を見上げて
大騒ぎしているのがわかった

ピピンが大きく羽ばたいて
動物たちの方に降下してゆくと

あんなにピピンを馬鹿にしていたサルやゴリラたちは
一斉に校舎の中に逃げ込んでしまった

ピピンは
目の前にある広大なジャングルを
大きく数回羽ばたくだけで
端から端まで飛び去てしまった

大鷲の二人は悠々と
さらに遠くに見える高原に向かって飛び去って行った

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SCM 実話 桜庭支配人の現場一直線 第二話

2023-05-19 11:30:00 | SCM ノンフィクション劇場


・自分本位の思いの塊
     ~分析をやめ飛び込む勇気を持つ






 人はあまりにも落ち込むと、今まで気軽に相談していた人にも声をかけなくなり、一人でいろいろと思いあぐねるようになるものらしい。このときの桜庭もそうだった。

 このことを見越したかのように、次の日 アジア開発の櫻井監査役から電話がかかってきた。
「どうだ、もう準備は出来たか?」

「それが、、、、とてもそういう状態ではありません」

この答えを予想していたかのように電話の向こうで、櫻井監査役が独り言のようにつぶやいた。

「お前は頭が良すぎるんだよ、分析ばかりして」

「え?どういうことですか。」

「昨日 あっちこっち見てきて それで よーし がんばろう!となったのか、と言ってるんだよ。たぶん逆になってるだろう、お前の場合は。」

「、、、、、」

「お前は 自分の立場しか考えていないから落ち込むんだよ。こんな難しいところに放り込まれて 失敗したらどうしよう、と。」

「経験も実力もないのを承知でそこに向かわせたこちらの思いなんか 少しも感じてないらしいな。情けない、、」

「その大変な式場で15年以上がんばってきたおばさんたちは すごい人たちだと思わないのか。」

「あんたの自己成長の場として選んだんだよ。教えようなんて思うなよ。あんたの勉強だよ、自己成長という。」


いつもはざっくばらんで親しみやすい櫻井監査役だったが、このときの指導はさすがに桜庭の心に突き刺さった。




今までの経験だけで考えると人を指導する位置に立つというのは、社員より優れた能力が必要であり、経験も上で、常に相手より上の立場で無いといけないのではないかという一種の考え方の癖が、水島の中に自己中心的な分析癖を生むことにつながっていた。

「それでは、この式場の現場の社員の方々は、これから赴任する私に何を期待し、何を求めているのでしょうか?」

「お前が元気で輝いていることだよ。」

「え?、、、、」

「頭で考え理解しようと思っているうちは、言っておくけれど、嫌われ続けるぞ、
飛び込め、考えている暇があったら、現場で一緒に汗を流して 現場の声を聞き続けるんだ。」


確信のこもった指導を受けながら 水島は昨日まで心の中でもやもやしていた雲がどんどん晴れてゆくのを感じていた。

「今は良く分かりませんが、とにかく 明日から、その通りやってみます」

こうして いよいよハートロード結婚式場へ出社の日がきた。前もって何か考えたり準備したりせず、
とにかくこの日 ただ元気よく過ごそうとだけ水島は決意していた。












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Treeadの原点 愚直の現場第一主義 実話 水島支配人の現場一直線 第一話

2023-05-18 19:49:16 | 経営
桜庭支配人の現場改革

~経験も無い、実力もない、地元での人脈も無い状況の中で
 SCMのサクセスメカニズムはこのように現実化された
 



<登場人物>

水島支配人~ このシリーズの主人公。

株式会社アジア開発 入社2年目の新人にして現場の支配人の辞令を受けた。
35歳 結婚式場の責任者の経験はまったく無く、営業の経験も無い。ないない尽くしで自信もないまま 指導を受けて独り立ち上がる。
河野俊一~ 隣町の結婚式場の支配人。同じアジア開発の社員で、やはり支配人として人材派遣された。桜庭より1年早く入社して現場に配属されいた。30歳。
後藤部長~ハートロード結婚式場の営業部長。営業部10年目。現場のたたき上げで
     規則を守ることに厳しい。現場の鬼と呼ばれている。32歳
石原とよ~ バンケットマネージャー。ハートロード結婚式場の創立メンバーで、地元の顧客には顔きき役。親分肌で面倒見もよく、影のボスといわれている。52歳。
白石庄平~地元の生命保険のトレーナーで引退後も後輩の面倒を見ながら研修会に参加している中で桜庭と出会う。72歳。

大林友子~ハートロード結婚式場の専務婦人。フロント予約課課長。
内田悟~ハートロード結婚式場営業部課長代理。
柏崎理恵~ハートロード営業課長で最古株社員。営業の実力ナンバーワン。
小森友和~ハートロード結婚式場営業部主任。






第一章  新しい舞台~逃げ出すか戦うか

・スタートは無い無い尽くしの環境と不足な自分の能力・経験


ひなびた単線の線路を1時間電車に乗ってやっと着いた無人駅で降車した水島の目に入ってきたのはあたり一面に広がったタバコ畑だった。

静岡県の片田舎に有るハートロード結婚式場の支配人として赴任することとなった水島は、まず人口が数千人しかいないだろう、この寂れた片田舎町に降り立ってはげしい心の葛藤を覚えていた。

「俺はもしかしたら とんでもないところに来てしまったのかも知れない。」

 駅前から続く細い県道を歩いてゆくと すでに営業をやめ、つぶれたらしいガソリンスタンドが目に入ってきた。地図を片手に目的の結婚式場を探してゆくが、だんだん胸騒ぎがしてきた。道路の右手に牧野祭典という看板が目に入ってきた。葬儀屋だった。
「まさか、、、、」水島の直感は的中した。






道端の葬儀屋の角を右に曲がると、目ざすハートロード結婚式場が現れた。
「まさか 葬儀屋のすぐ隣だなんて。」
葬儀屋の建物の陰に隠れて 道路を通る車からはハートロード結婚式場が見えるか見えないかだった。
しかも ハートロード結婚式場の周囲は住宅で囲まれるような街のつくりになっていて、宴会等で騒いだらすぐに近所からクレームが来る、そんな密集した構造になっていた。しかも入り口に葬儀屋である。

「俺は此処に何をしに来たんだろう。」
そんな、感嘆を通り超えた絶望に近い心の叫びが桜庭の中で沸きあがっていた。

 今日来るとは現場には連絡を入れず、そっと内情視察に来た桜庭が 大きな駐車場でため息をついていると、そこに大型バスが入ってきた。

隣町に有る太平洋パレスの河野支配人が運転していた。河野と水島は以前から面識があった。
「水島支配人じゃないですか、今日から赴任されたんですか?」
「いや 明後日からなんだが、その前に敵状視察しようと思ってね」




水島にとっては敵状視察という表現しか思い浮かばない状態になっていた。
いったい、此処で何が待ち構えているのか、どうして自分のような経験もなく実力もない初心者がいきなりこのような難しい環境に放り込まれようとしているのか。
まったく未来は不透明だった。
「ところで河野支配人 どうして大型バスを持ってきたんですか?」
「実は昨日 此処の社長から電話があって ハートロード式場のバスがほとんどすべてエンジントラブルで修理に出したので、大型でいいから貸してくれないか、というんだ。」

どうやら 此処のバスは2台とも耐用年数を越えているらしく、いつ走らなくなるか分からない危機的な状況であるようだった。

 向こうを見ると、結婚式場のガラス張りの壁の通して、中で掃除している社員たちの様子がなんとなく感じ取れた。明らかに相当年配と見えるご婦人らしき社員、たぶん此処のベテラン社員なのだろう、仲間にあれこれ指示をして そのうち階段を走るようにあがっていった。

「ああ、あの人は此処のバンケットの親方的存在で、もう15年以上此処で勤めているベテラン社員ですよ。」
ベテランで高齢の女性社員ばかりの現場の責任者として、いったい自分に何が出来るのか。
水島の心では、不安が衝撃となり、さらに次々と勝手な妄想が浮かび上がっては消えて行った。

 この式場の環境をみれば見るほど、さらに施設を知れば知るほど、水島の心がどんどんなえていくのが分かった。

普段は前向きでポジティブな人間であると自負をしていた水島だったが、この日の精神状態は最悪だった。

 水島は アジア開発に入社してまだ2年ほどの駆け出し社員で、以前はマスコミ関係に勤めていてサービス業、特にブライダル関係の仕事は初心者同然だった。
2年ほど結婚式場や旅館の現場のお手伝いに人材派遣で経験を積みはしたが、それはまだ現場をかじった程度で、支配人をまかされて現場を切り盛りできるような能力からは程遠かった。


 こうして、水島は赴任の当日を迎える前に、現場を視察することによって返って完全に心が折れてしまった。そして いつの間にか ダメな部分 出来ない理由 難しい環境を数える作業に没頭していった。もちろん ますます苦しさの洞窟に深く入っていくだけだった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Treead株式会社の人材育成の考え方

2023-05-18 19:33:41 | 本性の場面
企業の人的基盤を構築するために


トップの思いを語る
あらゆる場面で語る
哲学と方向性と情熱を伝える
100回以上 場面を設定する




このトップの思いと哲学は
会社という船がどこに向かって行くのか
という「行く先」「終着駅」のこと

行く先 行きたい目的地が違う人は絶対に同乗できない
行き先が違うのに乗船すると やがて途中で下船して別な船に乗るようになる
行く先を明示することは会社のエゴではない

行く先が同じでないと最終的に乗った人も乗ってもらった船も不幸になる
明示することが利他である




明示の仕方は はっきりと明確に シンプルにわかりやすく
が原則

行く先を決めるときに乗船者の多くの希望を聞いてそれから決めるのではなく
どこに行くのかはっきりさせて
おいて「A行き」と明示した乗車券を買ってもらうというのがルールである。



この行く先を明示することだけは経営者の責務である

行く先をはっきりさせ 本当にそこに行きたい人だけ集まらないと
船を運航した後 常に問題ばかり生じて目的地に到達できず
後戻りすることになる




人的基盤を造る最も重要なテーマ
=「行く先」をトップがしっかりと明示すること

である

一回伝達して終わりではなく
そこに行くことがどうして大切でそこに行ったら何が待っているのか
そこで何をしてどういう利益があるのか

懇々と何度も何度も魂にしみこむほど説き続けなくてはいけない
トップの仕事はこれだけだといっても過言ではない
ここの部分は絶対ほかの人に振ってやってもらってはいけない



経営トップが自ら魂のすべてをかけて投入しなくてはいけない部分である
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする