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右手で書けるようになるまで vol.1

2007-10-18 15:16:36 | 旧メンバーブログ
ノリが所属している
新潟大学教育人間科学部の学校教育課程の

学校教育学専修では、
卒業要件に「小学校の教員免許」なんです

そんでもって、小学校の免許だけで卒業してもいいし、
ほかに何の免許を取るかは自由です。
もちろん、そのぶん授業は増えますが

幼稚園の免許をとろうとする人、障害児の免許を取ろうとする人
数学の免許を取ろうとする人

様々です。ノリは今のところ、中学国語の2種免許を
とろうかなと思っています。
ちなみに免許状は2種、1種、専修免許状があります。

そんなわけで、後期の授業では国語の専門科目ということもあり、
書道の授業を受けています。

1枚の紙に集中して書く・・とても気持ちがいいものです。
でも、教室には先生の歩く足音だけが響く

「先生、もうちょっと静かにしていて」

ところで、前にブログでも載せましたが、ノリは
ハサミ、お箸、えんぴつは左手です。

ボール投げる、打つ、包丁、チョークは右手

そして習字も右手で書きます

小さいころ、ノリの通っていた習字教室のお話を書きます。



まだノリが幼稚園の年長になった頃か
小学1年生になったばかりの頃のこと。

訳もわからず、兄とノリと、母に連れられ、
近くの家に連れて行かれました。

連れて行かれたのは、家の中の小さな部屋
畳み7~8畳のお部屋です。

年をとったおじいさんがいました。

「来週から、ここに来てお習字やってみて。」
何がなんだわからず、過ぎた日でした。

習字教室は、日曜日の9時から~10時までの1時間です。

はじめての日、目の前には
オレンジ色の墨で描かれたいくつもの線のお手本を渡されました。

「はい、んじゃあ、右手で筆を持って」
そういうなりおじいちゃん先生は、
ノリの右手の筆を上からかぶさるように持ち、
直線、波線など、手本を見ながら書きました。

幼稚園の年長といったら、もうだいぶ利き手というのが
はっきりしています。もちろんノリは書くのは左ともっていたので、
ビックリでした

けれど、まだ年齢が小さいこともあり、次第に右手で書くのが
普通になってきました。

テーブルの前に正座で座って、1枚の紙に集中して
字を書く。今思うと、とても濃い1時間を過ごしていた気がします。

ノリは何が楽しいって、字を上手く書くというよりも、
書いた紙をいっぱい並べるのが。好きでした。

1時間の最後に、おじいちゃん先生がオレンジ色の墨で○をつけてくれるのも
小学生の頃、うれしかったことを覚えています。

<来週に続く>


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