Ｒｅ．１９９９．１１．２６

商品化、パイオニアが先行

ＤＶＤ録画機

「ポストＶＨＳビデオ」の最右翼とされるＤＶＤ（デジタル多用途ディスク）
を使った次世代録画機の商品化競争が始まった。

パイオニアは、２５日、世界初のＤＶＤレコーダーを
１２月３日に発売する、と発表した。

デジタル放送の本格化をにらんで、他社に先駆けて将来性のある
市場で優位に立とうとするパイオニアに対し、松下電器産業や東芝なども
来春以降、別の規格で相次ぎ商品化する計画だ。

パイオニアのレコーダーは直径１２センチのディスクに、
標準モードで、２時間、最長６時間まで録画できる。

部分的なコピーや消去も可能で手軽に編集できる。
価格は２５万円。
同時に発売されるディスクは３０００円。

ＤＶＤプレーヤーの出荷台数は、今年、世界で昨年より
約３倍の６００万台を突破する見通しで、２５％のシェアを
パイオニアはトップメーカー。

パイオニアの方式は、ＤＶＤ－ＲＷと呼ばれ、
記録するディスクはＣＤと同じ。

松下電器産業や東芝などが提唱する「ＤＶＤ－ＲＡＭ」とは
ディスクの形状や記録回数が違うため、互換性はない。

録画方式の違いから、ＲＷで記録したソフトを
現在販売されているＤＶＤプレーヤーで
再生することもできない。

ＲＷ方式には、日本ビクターや、シャープ、ケンウッド
三菱電機などが９社が賛同している。

しかし、ＤＶＤ方式には、ほかにもソニーの
「ＤＶＤ＋ＲＷ」などが乱立している。

ＲＷ方式に賛同するメーカーにも、
ＲＡＭ方式に賛同するメーカーもあり、瀬踏みするメーカーも
まだ多いようだ。

（１９９９年　１１月２６日　朝日新聞　経済面より抜粋）

実家の、我が家のＶＨＳデッキが壊れたときに、

ＶＨＳとＤＶＤ一体型プレーヤーを、
確か、２９８００円で購入した。

確か、そのときＤＶＤレコーダーは６万、８万くらいの値段で
販売していたように覚えている。

１０年前には、それこそ販売も録画もまだＶＨＳが残っていたのだが、
今では、売り尽くしセールなどでＶＨＳのビデオなどが
売られている。

ビデオレンタルというよりも、今ではＤＶＤレンタル、そして
さらに画質がよくなったブルーレイまでが出てきている。

１０年前は、ＤＶＤレコーダーが出てきた時代ではあるが、

今では、ブルーレイディスクによって録る時代にもなってきている。

ＶＨＳビデオは、録るたびにかさばってしまっていたが、
ＤＶＤディスクとなると、スペースはさほど気にしなくてすむ。

まして、ＤＶＤレコーダーなどは、本体に番組を録りためておくことが
できるのだから。

録ることの便利さに夢中になってしまい、

リアルタイムで見る楽しみも忘れたくない。