今夜も一杯! 昭和浪漫

日常生活の中で温故知新に焦点をあてて書いてます。

子供の頃に習った 掛け軸の知識

2023年03月08日 16時27分21秒 | 気がついた事
料亭を経営していた叔母から幼稚園時代に習ったことで、斬新だったのは日本家屋の
床の間に飾る、掛け軸についての説明。今でも鮮明に覚えている。この知識は大人になってお店の日本座敷を使用するときは、仲居さんに講釈ができる位の知識を持っていた。
叔母の料亭では座敷に飾られている以外に押し入れにも常に50~60本以上は積み上げられていた。掛け軸は“常時飾り”の品物でなく、季節飾りが多く、飾り付けには特に厳しかった。
掛け軸はTPOに応じて交換するのが常識で、興味が無い人が見ても、掛け軸の違いは分からないと思う。
分かりやすく言うと、お正月なら門松を飾るべきなのに、まだクリスマスツリーを置いているのと同じくらいの、季節感の差があるのが掛け軸の季節飾り。
季節感が無いのが常時飾り。しかし、掛け軸はかけっぱなしにすると伸びきってしまうので
やはり定期的に交換して巻き戻すことも重要。常時飾りの代表的なものに「ふくろう」の絵がある。縁起物の言われるのが読み方。
フクロウとは、不苦労、福来朗、福老のように幸運を呼ぶ当て字を持つ鳥として飾られる。


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