猫2匹とパパ(主夫)とのまったり暮らし

主にパパごはんと猫のお話

チェンジリング

2009-03-01 20:55:42 | 映画(映画館)
やむをえず子供を残して仕事に行く。
4時のつもりが仕事が忙しくていつのまにか5時をまわってしまい、
あせって家に帰ったら息子がいなくなっていた。
警察に電話すると、
「24時間は捜査しません。朝まで遊んでる子がけっこういるから。」

なんですって!?
その24時間で殺されてしまったり、
遠くへ連れ去られてしまうんじゃないの?

最初から怒りと、たった一人で夜が明けるのを待つ母親の気持ちにたちまち感情移入してしまい、
映画の間中苦しくて仕方がなかったです。

警察が、医師が、見事なほど憎々しい。

母が一人で敢然と権力に立ち向かう映画なのかと思いました。
でも、彼女は最初は弱かった。
まさか警察が別人を連れてくるなんて思わないし、
あの警部の威圧的な態度には、なかなか逆らうのは難しかったでしょう。

いったいこんな茶番、どんな陰謀からきてるのかと思ったら
ただの警察のイメージアップ作戦だったとは。

うまくいったつもりでも、
あまりにも人をバカにしている。
っつーか、警察がバカすぎて笑っちゃう。
歯科医も教師も証言すると知ったら
今度は精神病院送り。酷すぎる!

ほうっておけばそのまま息子として育てるだろうとでも?

彼女には警察の腐敗も、抗議活動もどうでもいい。
ただ、本当の息子に会いたいだけなのに・・・
あたしは最初は牧師も信用してなかったんですけどね(笑)

猟奇殺人へと話が展開していったのには驚きましたが、
実話なんですよね。

そして、行方不明の子供が現代でもたくさんいる。

重くて辛くて、ずっしりと残る映画でした。




裁判のシーンで警部が
「(精神病院に)放り込んではいない!送り届けたんだ!」
っていうマヌケな弁明に
傍聴席が失笑してた場面。

おまえは日本の閣僚か。



コメント
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