空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

星組「めぐり会いは再び next generation」「Gran Cantante!!」

2022-05-26 15:21:00 | 観劇(タカラヅカ)
『めぐり会いは再び』シリーズ、まさかの第三弾!!

1作目は大好き。本当に好き。
2作目は「…続編、いる?」と言いつつ見に行って、満足して帰った。

そして10年後(!)の、第三弾。

しかもですよ。
前2作って、ショーがメインの公演で(新人公演もショーのほうだった)、上演時間も短めの小品だったんですよね。
メインにして大丈夫?

いらんこといっぱい言いながら見に行きましたが、結局はお腹いっぱい満足して帰途についてます。
とにかく皆かわいいかわいい!
こっちゃんの可愛さは特筆ものですね。
そしてご卒業のはるこちゃんやみっきいにソロ曲があったのが嬉しかった。

10年空いても覚えてるもんだな、と思いつつも。
「役名」じゃなくて「役者名」しか出ないのが悲しいところ。
「あ、ベニーとれみちゃん夫婦の!大きくなって!」
「みやるりのところの弟になるのね!みやるりとわかばちゃん(2人とも最後は月組だったな)夫婦とは交流あるのかなー」
「ともみんのお弟子さんか〜」
と、親戚のおばちゃん状態。
はるこが恋愛コンサルになってるのにウケた。相談相手として間違ってませんか?
(前作で一時「愛され○○」に凝ってたからトレンドに敏感なのか)

エルモクラート先生(真風さん)は、『コスモ国の領主さまになった』そうですよ。
いいのかそれ。まあ始まりがねねちゃんの婿候補だったから、家柄は良い設定だったのね。
そして「ケテルも一緒にいる」って、ケテルって誰だっけ…と、宙組の名簿見に行っちゃいました。
キキちゃんだったな、ごめん。

そして私の最愛キャラのマリオ兄さま(すずみん)は、爵位を継いで伯爵になってらっしゃいました。
こっちゃんルーチェと兄弟のイメージがないのは、共演がなかったのでいたしかたないところ。
でも、最後にまた、お手紙があって良かったです。
ちょっとデレ成分が強くなってたのはもう10年も経つからか、11年前は「ドS」で済んでたものが現代の感覚ではアウトだからか、脚本のバランス良さを感じました。

そして10年経って大人になったルーチェ@こっちゃん。
可愛すぎる…(おかん目線)
ヘタレなのも可愛い、あのお衣装もこのお衣装もかわいい。
でも歌い始めたら耳が幸せで、永遠に聞いていられる。
なこちゃんと2人のダンス場面も素晴らしかった!

なこちゃん、せおっち、天華くん、水乃さんの新キャラも良かったけど、
くらっちの自由自在ぶりよ。
探偵事務所の雰囲気は『ルパン三世』ぽくて楽しかったです。

綺城&極美の美形親子は、何とかシリアスにしようとすればするほどおかしみが出るというおいしいポジションでしたが、綺城→朝水のクソデカ感情はわりと美味でした。

主題歌は一転してショーの曲みたいな(伝われ)ヒーローソング。
そして派手派手オープニングと全員勢揃いのエンディング。
脳内に浮かんだのは前作よりも『A/L 怪盗ルパンの青春』なのです。
『食聖』の時も「サイトー作品っぽい」と書いた気がするけど、最近の齋藤先生は私の思う「サイトー作品っぽい」のをあんまり書かなくなった気がしていて、そういえば小柳作品にこういう雰囲気多い気がする。
(勿論、小池先生の遺伝子も強く感じましたよ、特に悪役まわりと発明のくだり)

内輪ネタ多すぎで、一見さんに優しくないなあと思ってしまうファンアイテムでしたが、ハッピーエンドになるのは分かりきっているので、安心して楽しめました。

ショーは藤井先生によるスペインスペシャル詰め合わせ。
分けるなら、お芝居で可愛いこっちゃんを堪能、ショーでカッコいいこっちゃんを堪能って感じです。

自髪のこっちゃん、凄く良かった…(生唾)。
そしてターバンのこっちゃんに、桂ちゃんみを感じた。声が似てる?
(小柄なので可愛い役が回りがちだけど骨太なほうが似合うあたり、確かにかぶってるのかも)

タイトル通り、こっちゃんと、あと専科の圭子さまがひたすら歌う作品。

中詰で宝塚スペインメドレーもあり、3月に「しんどいスペインもの」を見た後で「明るいスペインもの」で息抜きする感じ。
(まあ今回曲が使われてたやつもだいたい悲劇なんですけどね。)
『誰がために鐘は鳴る』
『情熱のバルセロナ』
『去りゆきし君がために』
『バレンシアの熱い花』
『哀しみのコルドバ』
だそうです。「バレンシア」しか見てないけど他の曲も聞き覚えがあるのは、タカスペとかでやってたからか。

こっちゃん&せおっちの闘牛ダンスと、その後のなこちゃんメインの場面がすごく良かった。

エトワールはみっきい。はるこはセンターで階段降り。
ずーっと見てきた2人がご卒業なんだな、と、感謝と感慨を込めて大きな拍手をしてきました。
レオナードの男装がもう一回見られて嬉しかったよ。

初舞台口上は、公演中止になっちゃった分を詰めたので4人ずつ。
声の裏返りぶりから、大変だったんだろうなと思ってしまったけれど、
ロケットは全くクオリティ落ちてなくて素晴らしかったです。



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