昭和レトロの二本立て。
それでも「たまにはこういうのも必要」ではあるし、長くなってきたれいまどコンビだからできるものでもある。
【鴛鴦歌合戦】
1930年代のオペレッタ映画だそうで。
あー、ロマンス劇場でれいこちゃんが夢中になって見てたんやろうな(これも小柳作品)と思いながら見てました。
チョンパで始まるのはいいですね。華やか。
お話は、途中で先が見えるんですが、しっかり大団円で良かったです。
ヒロインお春@まどかちゃん以外も、おとみ@星空美咲ちゃん、藤尾@美羽愛ちゃん、麗姫@春妃うららちゃんと、娘役さんにおいしい役が多くて良かった。
江戸の下町っぽい描写だけど、地方藩の設定なんだよなとか細かいことを気にしてはいけない(笑)
カレー君はひたすらモテモテの、でも誠実な人。こういう役は安心して見ていられる。
ひとことほのか君の、殿様兄弟も憎めなくて好きでした。
麗姫の、「長屋暮らし(は満更でもないけれど)で妻妾同居なんて(絶対イヤ)」にウケてしまった。
うん、それは嫌だね…と同意しつつ、浅田次郎『天子蒙塵』で読んだ溥儀夫妻の話など思い出し。
【GRAND MIRAGE】
ネオ・ロマンチックレビューという触れ込みで。
ああーロマンチックレビューだねという、パステルカラーとフリルの衣装の横溢でしたが、「夜の街の幻影」の場面だけやたらスタイリッシュだぞ!?と驚いていたら、謝先生振付でした。衣装も黄色と黒でパキッとしていて、ここだけ雰囲気が違って良かった。
そしてほのか君の歌う「She」はさあ…その歌詞だと、『Amourそれは…』の蘭とむ氏が浮かぶのですよ、とこの辺はだんだんファン歴が長くなってきた者の懐古です。
他にも「この胸に宿る星雲の志」って歌詞があって、メロディ違うけどそれは『ASIAN WINDS(ちなみに「エイジアンウインズ」と読みます、馬の名前にもあります)』とか思ってしまうし。
中詰は『ラ・ノスタルジー』の再現、3組デュエットは『ル・ボレロ・ルージュ』、と、こういう整理は本当にどこかでやってほしい!
れいまどのデュエットダンスが多くて眼福でした。
リフトが多いので負担が心配ではある…女性同士なんだし。
欲を言えば、大階段での男役群舞も見たかったっす。
夏休みの大劇場は平日でも満席、親子連れと夫婦(たぶん)連れが多かったです。
どうか今度こそ今度こそ今度こそ、無事に完走できますように。
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