スケート・アメリカ2009

ああ、彼女も人の子なんだな、とか今更ながら思いました。

ともあれ、キム・ヨナ選手、優勝おめでとう！

ショート・プログラムの「007」は、本当にすごかった。
圧倒的、ってこういうのを言うんだよな。と思った。
失敗する気がしない。驚異的な安定感。

でも、ショートの演技終わった直後のほっとした表情とか、
インタビューで「プレッシャー」「不安」「緊張」とか口にする彼女を見て、
彼女だって決して、最初から強かったわけではないんだよな、と実感した。
東京やヨーテボリの世界選手権…ここ一番、という場面で、結構ミスがあったよね、今までも。
…とは言え、ここまでジャンプをミスする彼女は久しぶりに見たんだけれど。
いつからか彼女は、水面下で水を掻く白鳥の足を、見せなくなってしまっていたから。
私たちが見えるのは、水の上の優雅な姿だけ。
だからつい、彼女が「普通の19歳の女の子」だということを忘れてしまう。
私の想像もつかないくらいの重圧を背負って戦っているんだろうけれども、
彼女はきっと、その重圧も力に変えて、バンクーバーまで走り抜けていくのだろう。
その戦いを、静かに見守りたいと思う。

それから、レイチェル・フラット、フリー１位おめでとう！
躍動感あふれる良い演技でした！
アメリカは枠が少なすぎて誰が出てくるのかさっぱり読めないけど、
見ていて元気が出てくる演技だから、この調子で伸びていってほしいな。

ユリア・セベスチェン、フリーが良い演技で嬉しかった。
村主さんともども、ベテランと呼ばれる選手たちががんばっているのが嬉しい。
（毎回言ってる気がするな…）

…後は、エミリー・ヒューズとか、エレーナ・ゲデヴァニシュヴィリとか、
好きな選手多かったんだけどな…放送なかったからな…。


男子はエヴァン・ライサチェク、念願の優勝おめでとう！
ベルネルは…神演技は五輪にとってあるということで！

ペアのシェン＆ツァオ組、ダンスのベルビン＆アゴスト組、優勝おめでとう！
…ペアとダンスはどこが勝つのかさっぱり読めない気がする…＞五輪

グランプリシリーズもあと１戦。
オリンピックが刻一刻と近づいてきます。