3月も末になって、今年最初の大劇場。
当日券を求めて早朝から並ぶ。
かなみちゃんの退団発表のショックただ中の発売日に
初日も千秋楽も逃したことですっかり弱気になり、
(発売日は病院にいたのでそもそもネット環境がなかったしな…)
「予定が決まってから」と思っている間にどんどん売れていくチケット。
(しかも予定が決まってしまえば、ほとんど行く暇がないような現実が。)
結局買えたのは当日B席でした。
この席、初めて。
(最後の学割を狙っていたのだが結局当日Bしか残ってなかった)
座ってみれば、前3列はずらっと、小学生の団体。
「吉本新喜劇のほうが良かった」という女の子に苦笑いする引率の男性。
(どういう団体だったのかは不明。春休みやし。)
隣は子連れのお母様。さすがに春休み。
この「ME AND MY GIRL」はロンドンでの初演が1937年、宝塚では1987年に初演、という作品。
ロンドンのメイフェアを舞台に、
下町ランベスから突然、貴族の御曹司として迎えられた主人公ウィリアム(ビル)と、
下町での恋人サリーを中心としたハッピー・ミュージカルです。
下町訛りを貴族らしく矯正して…というのを聞くと「マイフェア・レディ」を思い出しますが、
実際よく似てる。あれも舞台はメイフェアだよな…と思っていたら、
後半にヒギンズ教授とかピカリング大佐の名前も出てきて笑ってしまいました。
(でもミュージカルとしては「ミーマイ」のほうが先行なんですね…)
実は正直、「古い」とは感じました。端々で。
価値観とか、笑いのセンスとか、色々と。
それにイギリスの階級による訛りの問題を日本語でするのは難しいよね…
と思いつつも、
すっごく楽しかった。
舞台のエネルギーと、客席のエネルギー。
そしてキャストの力って大きいよね。
瀬奈じゅんさん@ビル。とにかくカッコ良くて素敵だった。
霧矢大夢さん@ジョン卿は、その上手さにため息をつき
(そして博多座の霧矢ビルも見たいと思った)
未沙のえるさん@パーチェスターには本当に笑わせてもらった。
そして越乃リュウさん@ヘザーセットのカッコ良さに端々で痺れる。
いや、みんな軽妙で素敵です。
出雲綾さん@マリアはさすがの歌声で、
明日海りおさん@ジャッキーの華やかさには目を奪われた。
端役だったけど城咲あいさんもやっぱり華を感じた。
そして、サリーの彩乃かなみさん。
もっともっと歌を聞きたい!という思いはあったけれども。
伸びやかな高音も、パンチの効いた低音も、とにかく心にずっしり響いて、
パワーがあふれ出てくるようなサリーを見せてくれた。
素敵なナンバーもいくつもあった。
言わずもがなの「ME AND MY GIRL」に「ランベス・ウォーク」!
1幕終わりの客席降りでは、2階席にも来てくれて嬉しかった。
自分も踊りだしたくなる、力のある幸せな曲。
「顎で受けなさい」や「街灯に寄り掛かって」といった少し切ないナンバーも
キャストの歌声や演技をたっぷり魅せてくれた。
訳詞、岩谷時子さんなんですね。
ところどころ古さを感じるところはやっぱりあったけど、
「街灯に~」の、♪彼女こそワンダフルでビューティフルでマーベラス…
あたりがすごく好き。
フィナーレ。
デュエット・ダンスを終えて、瀬奈さんより一歩先に退場していく彩乃さんの姿に
涙が出てきてしまい、
パレードのウェディングドレス姿のあまりの美しさに、もう泣いてしまいました。
あれは、花嫁さんの美しさ。
あの人は行ってしまうのだ。輝きに満ちた新しい世界に。
切なさと幸福感の入り混じった感情を抱えながら、拍手しました。
ちなみに周囲の子どもたちはと言うと…
団体の小学生が手拍子ノリノリだったのと、
お隣の幼児が、2幕の終わり頃、「ランベス・ウォーク」を口ずさんでいたのが
印象的でした。(※まだ芝居中でしたが)
♪歩く ランベス・ウォーク…
序曲とか、終演後の演奏とか、そういうのも嬉しいです。
リピートしたらきっともっと楽しいんだろうなあ…
朝から付き合ってくれた同行者が
「これで2000円は安いよなあ…」と言ってくれたのも嬉しかった。
おつきあいありがとう。
次はいつ行けるかなあ…?
「愛と死のアラビア」、配役出ましたが、
原作読んだくせにキャラがわからん(爆)
イブラヒムって、トゥスンのお兄ちゃんで合ってた?
当日券を求めて早朝から並ぶ。
かなみちゃんの退団発表のショックただ中の発売日に
初日も千秋楽も逃したことですっかり弱気になり、
(発売日は病院にいたのでそもそもネット環境がなかったしな…)
「予定が決まってから」と思っている間にどんどん売れていくチケット。
(しかも予定が決まってしまえば、ほとんど行く暇がないような現実が。)
結局買えたのは当日B席でした。
この席、初めて。
(最後の学割を狙っていたのだが結局当日Bしか残ってなかった)
座ってみれば、前3列はずらっと、小学生の団体。
「吉本新喜劇のほうが良かった」という女の子に苦笑いする引率の男性。
(どういう団体だったのかは不明。春休みやし。)
隣は子連れのお母様。さすがに春休み。
この「ME AND MY GIRL」はロンドンでの初演が1937年、宝塚では1987年に初演、という作品。
ロンドンのメイフェアを舞台に、
下町ランベスから突然、貴族の御曹司として迎えられた主人公ウィリアム(ビル)と、
下町での恋人サリーを中心としたハッピー・ミュージカルです。
下町訛りを貴族らしく矯正して…というのを聞くと「マイフェア・レディ」を思い出しますが、
実際よく似てる。あれも舞台はメイフェアだよな…と思っていたら、
後半にヒギンズ教授とかピカリング大佐の名前も出てきて笑ってしまいました。
(でもミュージカルとしては「ミーマイ」のほうが先行なんですね…)
実は正直、「古い」とは感じました。端々で。
価値観とか、笑いのセンスとか、色々と。
それにイギリスの階級による訛りの問題を日本語でするのは難しいよね…
と思いつつも、
すっごく楽しかった。
舞台のエネルギーと、客席のエネルギー。
そしてキャストの力って大きいよね。
瀬奈じゅんさん@ビル。とにかくカッコ良くて素敵だった。
霧矢大夢さん@ジョン卿は、その上手さにため息をつき
(そして博多座の霧矢ビルも見たいと思った)
未沙のえるさん@パーチェスターには本当に笑わせてもらった。
そして越乃リュウさん@ヘザーセットのカッコ良さに端々で痺れる。
いや、みんな軽妙で素敵です。
出雲綾さん@マリアはさすがの歌声で、
明日海りおさん@ジャッキーの華やかさには目を奪われた。
端役だったけど城咲あいさんもやっぱり華を感じた。
そして、サリーの彩乃かなみさん。
もっともっと歌を聞きたい!という思いはあったけれども。
伸びやかな高音も、パンチの効いた低音も、とにかく心にずっしり響いて、
パワーがあふれ出てくるようなサリーを見せてくれた。
素敵なナンバーもいくつもあった。
言わずもがなの「ME AND MY GIRL」に「ランベス・ウォーク」!
1幕終わりの客席降りでは、2階席にも来てくれて嬉しかった。
自分も踊りだしたくなる、力のある幸せな曲。
「顎で受けなさい」や「街灯に寄り掛かって」といった少し切ないナンバーも
キャストの歌声や演技をたっぷり魅せてくれた。
訳詞、岩谷時子さんなんですね。
ところどころ古さを感じるところはやっぱりあったけど、
「街灯に~」の、♪彼女こそワンダフルでビューティフルでマーベラス…
あたりがすごく好き。
フィナーレ。
デュエット・ダンスを終えて、瀬奈さんより一歩先に退場していく彩乃さんの姿に
涙が出てきてしまい、
パレードのウェディングドレス姿のあまりの美しさに、もう泣いてしまいました。
あれは、花嫁さんの美しさ。
あの人は行ってしまうのだ。輝きに満ちた新しい世界に。
切なさと幸福感の入り混じった感情を抱えながら、拍手しました。
ちなみに周囲の子どもたちはと言うと…
団体の小学生が手拍子ノリノリだったのと、
お隣の幼児が、2幕の終わり頃、「ランベス・ウォーク」を口ずさんでいたのが
印象的でした。(※まだ芝居中でしたが)
♪歩く ランベス・ウォーク…
序曲とか、終演後の演奏とか、そういうのも嬉しいです。
リピートしたらきっともっと楽しいんだろうなあ…
朝から付き合ってくれた同行者が
「これで2000円は安いよなあ…」と言ってくれたのも嬉しかった。
おつきあいありがとう。
次はいつ行けるかなあ…?
「愛と死のアラビア」、配役出ましたが、
原作読んだくせにキャラがわからん(爆)
イブラヒムって、トゥスンのお兄ちゃんで合ってた?
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