空中楼閣―Talking Dream―

好きなものを徒然なるままに。

宙組「天は赤い河のほとり」「シトラスの風-Sunrise-」

2018-04-21 17:26:10 | 観劇(タカラヅカ)
真風さん、まどかちゃん、お披露目おめでとう!

個人的な思い入れの話。
真風さんは、私は初めて見た「初舞台生ロケット」に出ていたひとです。
(「初舞台生ロケットを見ている初めてのトップさん」と書こうとして、
「あ、たまきちも見てるわ」と気づいたのでこんな言い回しに)
タカハナ退団公演の「NEVER SAY GOODBYE」で、
「水夏希さんそっくりの初舞台生がいる」「春野寿美礼さんにも似てる」と
話題をさらっていた人でした。
当時私はまだ学生で、当日券買って入り待ちとかもしていて、
超下級生だった真風氏がサングラス無しで入ってきたときに
「真風だ」「真風」「あれが真風」と、ざわざわと声が広がっていったのを
昨日のことのように思い出します。

このブログでも何度もしつこく「水さんに似てる」と言い続けてきたけれど、
いつからか、水さんへの追憶はそれはそれとして、真風は一人のスターとして
私の中で大きな位置を占めていた。
研1の時からスターだった、それを覚えているひとがちゃんとトップスターになって、
私はとても嬉しい。

そして、まどかちゃんが宙組の生え抜きとしては初めて、娘役トップになってくれたのも嬉しい。

でもこの2人って何となく「画風が違う」感じがするのよね、と思っていたので、
異人種間で愛し合う「WSS」とか、
異世界トリップものの「天河」とかは妥当な選択かなあと思いつつ。


【天は赤い河のほとり】

えーっと、略称「てんかわ」で、原作は思いっきりリアルタイム世代なのですが、
未読なのです…(って、るろ剣でも同じこと書いてたな私…)
原作既読者の友人に人物相関図を見てもらったところ
「90分でこれだけエピソード詰め込むの無理やろ…」と、ネット感想どおりの
リアクションをもらっていたのですが、

…予備知識ゼロだと普通に面白かったですよ?

登場人物多すぎ、エピソード詰め込みすぎで、
一つ一つがすっげえあっさり流れていったのは事実ですが、
ほら、私、「エル・アルコン-鷹-」が許容できた人ですから。
(見ながら結構思い出した)
でもそういう点では、原作知ってたらオープニングからテンション急上昇で
もっともっと楽しかったんじゃないかしら、とは思います。
(銀英伝でも同じこと書いてましたね私)

真風さん王子様で、ずんちゃんかわいくて、キキちゃんカッコ良すぎで、愛ちゃん最高で、
そしてマギー様が私の知らないマギー様だった…
最後の最後にこういう二次元的カッコ良さで持っていくなんてずるいわ…

90分だと詰め込みすぎだけど、ショーを付けてくれたことは素直に嬉しい。
ショーも楽しんだから。

【シトラスの風 -Sunrise-

白状します。
ずっと組ファンのつもりなのですが実は「シトラス」未見です(おい)
実は今回見るまで「未来へ」と「明日へのエナジー」がごっちゃになってました。

それにしても記憶が交錯して、
オープニングで桂ちゃん思い出して既にやばい感じ(サヨナラショーでやったから)
夢アモールも大和君サヨナラの記憶がえぐられて危険だった。
崩壊したのはもちろん明日エナです。
宙組大好き。

真風さんが素敵でまどかちゃんがかわいくて、
キキちゃんは花組にいた頃から大好きなんです、
愛ちゃん好きだ大好きだ、ずんちゃんは現在私の一押し、
あっきーもモンチもりんきらも、ああ書ききれないけどみんな大好き、
……って書いたのは2007年のことなのです。
あの時名前を挙げたメンバーはもう残っていないけれど今でも宙組が大好き。
そしてあの頃から残ってくれている、すっしー&あおいコンビが大好き。

伝説のダンサーであるすっしーを皆で囲んで踊るシーンが素敵でした。

20年経って、未だに生え抜きのトップスターが生まれない組であっても。
またもや二番手さんが組替えしてきた人であっても。
(これは、私がキキちゃんスキーだから余計に辛かったのよ)
私は「宙組」が好きで、宙組にいてくれる人たちが好きだ、と
再確認できた良い公演だったと思います。
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