jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

信じますか、信じませんか?

2004年09月16日 | テレビ
kawakeroさんのこの記事にTB。

最初に言っておくと
僕は基本的には「信じません」
もちろん
信じるのも信じないのも個人の自由ですので
それについてどうこう言うつもりは全くないのですけども。

占いについては
単なるお遊びでするのは好きですけど
それ以上でも以下でもありません。

どの占いでも基本的には「人間として当たり前」のことしか言わないし
みんなどこかで「それができれば相談しないよ」と思ってるはずです(笑)

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●手相●
今の美容整形の技術は素晴らしいものがあります。
生命線をぐるっと一周伸ばして繋げちゃう手術をしてもらったら
永遠の命はあなたのものです♪

●占星術●
世界の人口は63億人なんだそうです。
これを星座なら12のタイプに振り分けちゃうってのはちと乱暴じゃないですか?(笑)

1星座あたり平均5億2500万人。
「大金を手にするチャンスが!」何てのが当たってるとすれば
5億2500万人が大金を手にするチャンスがあるって事になります。
大金がいくらかというのはそれぞれでしょうが
仮に10万円だとしても52兆5000億円もの大金が動く計算になります。
星占いのセンセイの一言が世界経済をも動かしちゃうなんて!(爆)

●血液型占い●
A君のところに真剣に悩んでる友人Bが相談しに来た。
A「人にはそれぞれ個性があるんだから他人と違って当たり前だろ?」
B「う~ん、そうなんだけどさぁ」
A「いつまでくよくよしてんだよ!」
B「あ、あぁ…わかってるんだけど…」
A「わかった、お前、A型だろ?」
…オイオイ(苦笑)
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ま、占いはいいですよ
お遊び要素が強いし。

問題はアッチ方面…

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●UFO●
これは間違いなく存在しますね。
何たって「未確認飛行物体」ですから。
「ん?何か飛んでるなぁ…あれ何だ?」
「さぁ?」
ほら存在するでしょ?(笑)

冗談はさておき
この広大な宇宙に存在する生命体は自分達だけだと考える方が不自然だと思います。
ただ、宇宙はあまりにも広すぎます。
たとえ高度な文明を持った生命体がいたとしても
光よりも速いスピードで航行する宇宙船を建造したとしても
このとてつもなく広い宇宙で地球を見つけ出す方が難しいのではないでしょうか(笑)

例えば、太平洋に落としたコンタクトレンズを
光と同じ速度で移動する体長1ミリメートルのミジンコが探す事になったとする。

太平洋の面積は1億6600万平方キロメートル。
体長1ミリメートルの光速ミジンコくんが1秒間に探せる面積は
光の速度が秒速30万キロなので30万平方ミリメートルになる。
1秒間に0.3平方メートルを調査できる計算だ。
1日だと0.3×60×60×24=25920平方メートル
1年で25920×365なので 9460800平方メートル=9.4608平方キロメートルとなり
太平洋全体となると 1億6600万÷9.4608=17546084.89年
それでも1750年もかかるのか…と思ったら大間違いだ。
これではまだ太平洋の表面1ミリメートルしか調査できていないのだ…
太平洋の深さの平均が4000メートル=4000000ミリメートル
1754608.89×4000000…   7兆0184億3556万年!
太平洋の中でコンタクトレンズ探すのに7兆年もかかるんです
おそらく宇宙はもっと広大で対象物はもっと小さいです。
そんな地球に宇宙人が頻繁にやってきてるなんて…

地球外の生命体は存在すると思いますが
それが地球にまで来てるというのは考えにくいんですよねぇ

ま、偶然にも光速ミジンコくんが3秒でコンタクトレンズを発見する可能性もなくはないけども(笑)

 
●幽霊●
これも存在します。
ただし概念としてですが。

実際に存在するかと問われれば答えはNOです。
何故なら僕には見えないからです(笑)

「幽霊を見た」という方は大勢いらっしゃいます。
幻想ではなくおそらく何かを「見た」り「感じた」りしていらっしゃるのでしょう。
しかし、
それが「幽霊」であるとどうして証明できるのでしょうか?
何かを見て「これはリンゴだ」と判断するのは
明確にその物体が「リンゴ」であるという万人に共通の認識があってこそ。
今まで見たことも無いひょうたん型の新種のリンゴを出されたとしても
すぐにそれを「リンゴ」だと判断はできないでしょう。
手に取り触り味わって初めて「リンゴだと思う」と回答できるはずです。

みんなが同じように知っている「リンゴ」ですらそうなのに
なぜ「幽霊」は見ただけで「あれは幽霊だ!」になるのでしょう?
世の中には科学で解明できない現象だって存在するでしょう。
たまたま、偶然が重なることによって起きる不思議な現象もあるでしょう。
何故それを即座に「幽霊のしわざ」だと決めなければいけないのでしょうか?
「不思議な出来事」「今までの知識では理解できない現象」でいいじゃないですか(笑)

生きとし生けるもの全ての命を敬うのは当然のことだと思いますし
先祖や先人を敬う気持ちは大変尊いものだと思います。
怪談や妖怪などの話ももともとは先祖や命を敬うことが目的だったのではないでしょうか。
そうして代々語り継がれたものが概念としての「幽霊」の存在だと思うのです。

「おい、兄ちゃんよ。ショバ代納めないとどうなるかわかってるだろうな」
ヤクザ屋さんがバーのマスターに迫っています。
ヤ「な?キッチリショバ代払えば何かあってもオレたちが守ってやるから」
マ「は、はい…」
ヤ「もし、払わなかったりしたら、明日にもこの店にダンプカーが突っ込んでくるかも知れないなぁ…」
マ「ええーっ、そそれは困ります…」
ヤ「だったら安心料だと思って払っておいた方がいいんじゃねぇのか?」
マ「わ、わかりましたよぅ…で、おいくらほど払えばいいんでしょうか…」
ヤ「ま、月50万ってとこだな」
マ「5、50万ですか? そんな無茶なぁ」
ヤ「ダンプが突っ込んできたら50万じゃ済まないだろうなぁ…」
マ「わかりました…お願いします」

一昔前のヤクザもののコントのようですけど
実は今もテレビでは似たようなことやってるんですよね。

いわゆる「霊能者」という人達の商売です。

昔の人が命の大切さや尊さを説き、
夜むやみに出歩いたりしないよう教育という側面もあったであろう「霊」という概念。
しかしそれを利用して恐怖に陥れたり、金儲けをする人たちがいます。

霊能者「この家には悪霊がついています。」
相談者「え?そそ、そうなんですか?」
霊能者「見えませんか?私には感じます。見えます。」
相談者「うわぁ!ではどうすればいいのでしょうか?」
霊能者「私が祈れば悪霊は退散するでしょう」
相談者「は、はい…」
霊能者「もし何もしなければこの家は更なる災いに見舞われるであろう」
相談者「ええーっ、そそれは困ります…」
霊能者「そうですね、ご家族のためにも悪霊は振り払っておいた方がいいでしょう」
相談者「わ、わかりましたよぅ…で、おいくらほど払えばいいんでしょうか…」
霊能者「祈祷料と装束、蝋燭、お札などの道具類も含めて50万ほどになるが」
相談者「5、50万ですか? そんな無茶なぁ」
霊能者「今、やっておかねば代々不幸が続くことになるぞ」
相談者「わかりました…お願いします」

ね?
このやりとり金額は出ないけどテレビで見たことあるでしょ?(笑)

肝だめしやお化け屋敷で遊んだり
友人同士で怖い話して盛り上がったり
枕元に立ったおじいさんに感謝したり
その行為には何の罪もないし好き好きだと思うんです。

事実、「幽霊」の存在を信じてない僕だって
夜中に一人で墓地に放り出されたらおしっこちびっちゃうだろうし(爆)

ただ、そういう概念を利用して
人を脅し騙して金を取るのは間違ってると思うんですね。
そしてそれを堂々とテレビや何かでまことしやかに取り上げる。
これってどうなんでしょう?
ちゃんとエンタテインメントとしてやっているんだと何故言えないのでしょう。

そういった番組を見ると
実際に揉め事があったりした時に対応してくれる分
まだヤクザ屋さんの方が良心的に思えてきます(爆)

●超能力●
エンタテインメントとしては最高に面白いですね!
でも最近はマリック氏を筆頭に自称「超能力者」よりも
マジシャンの方が不思議な事じゃんじゃんやっちゃうもんだから
「超能力者」さんたちは商売上がったりでしょうね。

火事場の馬鹿力など
極限状況における人間の能力については実際あるんだと思います。
例えばオリンピックやサッカーなどスポーツでも
信じられない場面に出くわす事は良くあります。
あれも超能力の一部ではないかと思ったりしますしね。

もちろん、
先ほどの「霊能者」と同じく「超能力者」を売り物にしてる人は論外ですよ(笑)
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などと熱く語ってしまいましたが…
悪気はありませんのでご理解下さい(笑)

占いにしろ霊にしろ信じていらっしゃって、
それで上手くいくならそれでいいと思っています。

今の会社に勤める前にいた会社での出来事。
小さな会社でしたが、クライアントはしっかりしており
安定的な収入もありました。
社長は人柄が良く同業者やクライアントからの信頼も厚く
毎週土曜日に最寄り駅の清掃ボランティアをするなどの一面もある人でした。

しかし、毎月の資金繰りに苦労していました。
銀行などからの借り入れもありましたが
どう考えても普通に商売していればそんなに苦しいはずはないのです。
僕が入って半年後倒産しました。

片付けをしていて、社長がいないオフィスで帳簿を見て驚きました。
コンサルティング料として毎月かなりの額が支払われていました。
従業員3人の小さな会社には不釣合いな額、
どう見てもそれが資金繰りを圧迫していたのです。

後日問い詰めると「自称霊能者」のセンセイへの支払いでした。
信心深い社長は「会社経営」のアドバイスをもらっていたそうです。
土曜日の清掃ボランティアもそのセンセイのすすめだったそうです。
確かにこの社長の考えが浅はかで甘いのですが
それ以上に相談者の実情も見抜けないでそこに付け込み
適当な事言って金儲けしている霊能者がいるのも事実です。

信じる、信じないは個人の自由です。
それによって救われる人も大勢いるでしょう。
一方でこういう事実も身近にあるのだと知っていただきたかったのです。

痛いほど透明な川に足を浸す ~2~

2004年09月16日 | 家族
そんなこんなで(どんなだ 笑)
叔父の家で霊前にて2礼2拍手1礼。

名古屋からいとこ家族も来ていたので
子供達、男性陣、女性陣と分かれて記念撮影など(笑)
こういうにぎやかな雰囲気は叔父の最も好きな状況だった。

お茶をご馳走になって
僕ら2家族は出発。

まずはコンビニでお昼ご飯を買い込み
国道からわき道に逸れ山へと向かう。
子供の頃冬になると天然のスケートリンクになっていた高原の湖に続く道
今では全面結氷することすらほとんど無くなったらしい。
これも地球温暖化の影響か?

途中2車線あるその道をはずれ今度は本格的な山道に入る。
車1台分の幅しかない山道えお2台の車が登っていく。
対向車が来ないことを祈りつつおそるおそるカーブをクリアしていく(笑)

右は山肌、左は崖という景色が続く。
ガードレールの無い右カーブでは必要以上にスピードを落とす。
普段気にも止めないが
同じRのカーブであってもガードレール有り無しによる心理的な影響は大きい。

それでもアスファルトで舗装された山道を上りきると
峠の頂上に小さな隋道がある。
山を削ったそのままの姿の隋道は
絶えずたれ落ちている水滴で路面は常に濡れた状態。
電灯も何もないトンネル内部は真っ暗で
進む先に頼りになるのは出口の明かりと自らのヘッドライトのみ。
まさにトワイライトゾーンへの入り口のような風景。

「対向車が来てないのを確認してから入るようにな」
助手席の父からの適切なアドバイス。
きっと以前それで困った事があるのだろう(爆)

おずおずとそのトンネルに車を進めた。
ひんやりとした空気とフロントガラスにポタポタと落ち続ける水滴。
ヘッドライトは道先案内としては全く役に立たなかった。
間際になって急に視界に飛び込んでくる左右の壁は
岩肌が削られたそのままの形で放置されている。

出口に向かってまっすぐ進めば良いだけなのに
道路と壁の境目が見えないほどの暗さの中では岩肌の凹凸だけを頼りに
壁に向かって進まないように気をつけて走る以外になかった。

峠の短いトンネルを抜けるとそこは…
やっぱり山道だった。
でも今度は舗装されていない。

土と砂利の不規則なリズムをBGMに轍のレールをトレースしていく。
BGMのリズムに合わせて体を上下左右に揺さぶりながら車は山道を下る。

ところどろこに小さな川があり
思わず「どっこいしょ」と声を出しながら
ハンドルを切りアクセルをコントロールして乗り越える。

ガツッ!
本人は丁寧に避けているつもりなのに
見落とされた石が自己主張するかのように車の腹を叩く。

いくつのカーブと川を越えたのだろう
ゆっくりとした2台の車列は出口のない永遠の迷路をさ迷うようだった。

「この辺だったんだよなぁ」
ようやく父からゴールへのヒントを聞いた。

さらに2回ほど自己主張の強い石ころに腹を打たれた頃
ようやく沢に繋がる獣道を見つけた。
まるで駐車場のように左側にふくらんだ場所に車を停めた。

先の読めない窮屈なダンスホールから開放された乗客は
車の外で思い切りの伸びを繰り返した。

とりあえずブルーシートを持って獣道を下ると
沢はすぐそこにあり、その手前にはおあつらえむきの草むらがあった。
早速ビニールシートを広げ荷物を運び出す。
その間にも子供達は弟に先導されて沢に向かっている。

道路のすぐそばなのに案外深い森になっていて僕らの陣地からは車が見えない。
母、嫁さん、弟嫁の3人とニパちゃんはシートの上でお茶とおしゃべり。

川はざわざわと絶え間なく歌い続け
慣れないうちはその音に耳をとられ
頭の芯のほうがぼぅっとなってくる。

ひんやりとした木陰から一歩出ると
川面に反射する太陽の熱が肌をジリジリと刺激し
丸い岩の上に腰掛けて流れる水とループする水飛沫を眺めていると
どこか遠くにとばされて行ってしまいそうになる。

そんな僕を現実に引き戻すのはやっぱりチーちゃんだ!
「パパ、川に入れへんの?めっちゃ冷たいで!」
早くもスカート濡らしてるし(笑)
「こんなとこ誰も来ーへんからスカート脱いで入ってもええで」
僕が靴と靴下脱ぎながらそう言い終わる前に
チーちゃんはチェックのスカートを僕に投げてよこした(笑)
「着替えのパンツも持ってきてるから遠慮なく遊べ!」と言うと
思いっきり川の中に飛び込んで行った(苦笑)

チーちゃんは甥っ子1と姪っ子引きつれて遊んでいる。
父は川の真ん中辺りまで入ってカメラを構えている。
弟嫁は甥っ子2を抱っこして河原に座っている。
弟は一人で大き目の石を抱えてはもくもくと川岸付近に並べている…
どうやらダムを作っているらしい(爆)
母は持ってきた果物や飲み物を川の水につけて冷やしている。
嫁さんはニパちゃんを抱いて足先を水につける。
慌てて足をひっこめるニパちゃん(笑)

僕も裸足になったので川に入る。
驚くほど冷たい!

水面下の足が自分の物ではないように感じる。
日に当たる部分と水の中の温度差が激しすぎる。

ざばざばと流れをさえぎりながら川の真ん中あたりまで出てみる
無感覚になった足が意外なほど力強い流れに持っていかれそうになる。
水は嘘のように透き通っていて
流れがなければそこに水があることに気づかないかもしれない。

つま先がしびれるような感じがして
思わずそばにあった岩に避難すると
まだわずかに残る夏の陽射しで暖められた岩肌が
冷め切った足に急激に熱を与えようとするので余計に足がしびれる。

チーちゃん部隊は温泉にでもつかるように川にはまっている。
父はカメラを置いて孫達に水をかけてキャーキャー言わせて喜んでいる
弟嫁と甥っ子2、嫁さんとニパちゃんは仲良く並んで座っている…が
よく見ると甥っ子2とニパちゃんは川の中だ(笑)
ニパちゃんの紙おむつは川の水を思いっきり吸い込んでいる(爆)
母はシートに戻って昼食の準備をしている。
弟はまだ一人でもくもくとダムの建設にいそしんでいる(笑)

昼食のため一度休憩し
その後も同じように時間を忘れて僕らは川と戯れた。

「日が傾く前に帰るか」
東西を高い山に囲まれた伊那谷の日暮れは急速にやってくる。
荷物を積み込みシートを畳む。
名残惜しそうに何度も何度も振り返るチーちゃん部隊。
しかし、一番最後まで川に残っていたのは
未完成のダムを眺めている弟(34歳)だった(爆)

帰り道
嫁さんも母もニパちゃんも激しい揺れにも負けず眠っていた。
車は何度も名も無き石ころにボディを喰らい
相変わらず真っ暗な隋道を抜け
ガードレールの無い崖を運転席の下に見ながら
朝来た道を戻った。

実家に戻ると父が腕を振るったお好み焼きで
最後の宴会が始まった。
宴の後は花火大会。
甥っ子姪っ子とチーちゃんはいつまでも遊んでいたいようで
花火が終わっても満天の星空の下で走り回っていた。

花火の後片付けを終え
そろそろ寝る時間だと子供達の尻を叩く。
僕は手に持った最後のエビスビールをグイと飲み干した。


そんなわけで
キタナイ足で申し訳ないがこの写真で皆さんにとってのBLUE_SKYを大募集! #1に参加!(笑)

この写真みるとあの冷たさと透明感がココロを落ち着かせてくれるのです。
撮影場所:長野県飯田市鳩打峠付近