jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

敵はどこにいた?

2004年11月18日 | サッカー
われらが「食う軍」的には今回のシンガポール戦も苦戦したと言わざるを得ない。
kissh参謀長の見事な攻撃もあったが
駄洒落攻撃も不発に終わった印象が強い(笑)

僕も昼にコンビニに走ったがマンゴープリンは入手できず。
超訳駄洒落攻撃もアメリカンドックの入手にとどまる。
気休めにと「きっと勝つぞ」ということで「キットカット」をゲット(爆)
何だか不安なまま夕方を迎えるのであった。

W杯アジア1次予選最終戦 日本-シンガポール
結果はご存知のとおり1-0で勝利し1次予選を6戦全勝で終えた。
もちろんこれが簡単な結果でなかったことは記憶に新しい。

今回は控えメンバー中心のゲームだった。
玉田のゴールは素晴らしいかったが
見るべきところはそこだけになってしまった。

シンガポールは素晴らしいゲームを見せた。
格上相手のアウェーゲームのお手本のような試合。
ディフェンスを固めて前線からの素早く執拗で組織的なチェック
ボールを奪うと少ない人数でのカウンター攻撃
サイドにスピードのある選手がいたら日本は間違いなく窮地に立たされていたことだろう。

一方、我が代表の先発メンバーはいわゆる控え組が9人という布陣
決して個々の実力で先発組との差が大きいとは思えないほどいいメンバーが揃っている。
だからこそ1点では物足りない。

あまりにも自分をアピールする事を意識しすぎていたのか
誰一人周囲が見えていないようだった。
このメンバーなら小笠原は自分のゲームにしなければならなかったはずだ
小笠原がFW2人と両サイドを上手く使って中盤を支配してコントロールすることで
藤田の飛び出しや自身のドリブルやワンツーでの抜け出しなど見せ場が作れただろう。

中田と遠藤のボランチは組み合わせが悪いのではないだろうか
遠藤のワンタッチツータッチでのボールさばきと中田の正確なロングフィード
攻撃の起点としてリズムを作る役割の2人がどちらも持ち味を出せないままだった。

前に出るという気持ちは感じられたがそれぞれがバラバラで
好き勝手に攻めてはボール取られてあわてて戻るの繰り返し…
まるで小学生が休み時間にやるようなサッカー。

大久保は後半頭から出して欲しかった。
そうすればもう少し違った展開になっていたんじゃないだろうか。
アツも本来のプレーとは程遠い印象。

個々の実力は決して控え組ではない。
しかしバラバラで何一つ噛み合っていないようで
全体がものすごい勢いで空回りしているようなゲームだった。
何より加地の活躍が目立ってしまうようでは控え組と言われても仕方ない(笑)

控え組にとっての敵は自分自身でもなければ先発組でもない。
シンガポールであったはずなのに、
その目の前の敵と戦っているという感じがしなかったのは何故だろう。

ジーコのメンバー固定の弊害のような気がした。